2/赤ちゃんに外堀を埋められる【REBORN】

黒服集団 ページ24

とある放課後。



沢田「ねえ、Aちゃん。今日遊ばない？」


A「…やだ。」


私はあの赤ん坊と遭遇したくないのです。

ガーンという顔をされたが私は知らんのです。
あの誕生日前の出来事から前より大胆になったような…


あともう少しでいけるとか思われてないか？？


A「獄寺くんと遊べばいいじゃん。山本くんは部活だろうけど…」


沢田「いやっむりむり！獄寺くんと2人とか怖いって！」


未だに怖がってんのか沢田くんよ。


A「とにかくいやだよ。」

沢田「どーしてもダメなの！？オレ今日リボーンに連れて来ないと…って脅されたんだよ！」

A「私はそんなこと存じぬ。」


そんな〜〜っ！！と泣いている沢田くんをおいてお家にご帰還…？



…え。


「すみません。結城さま以外の方はお通しできません。」

「他の道を…」



A「え。いや…結城A、ですけど。」


あれこんな黒服たちに名前教えてよかったのか私。

そもそもなんで黒服ばっかり…？



黒服、といえばリボーンくんのいつもの格好。
とっっっても、嫌な予感がするんだね、うん。


「！Aさんが現れたぞ！」


A「！？え、な、なんです？」


「リボーンさんの愛人の方ですね？」


ちげーわ。
愛人はビアンキさんでしょ、ふざけやがって。


ﾌｯと冷めた目で見ると、焦ったのかごにょごにょと黒服たちが話し合いをしている。


「し、失礼しました！リボーンさんの婚約者…」

「おい！違うだろ！リボーンさんの恋人だ！」


A「いや全部違うから！！」


おいおい私の知らないところでリボーンくんと私はどういう関係になってるの？？


「あら何騒いでるのよA。」


A「私よりこいつらに突っ込もう？」


「リボーンくんの友達、かしら。うちの子を迎えに来たのね。どうぞどうぞ。」


「あ。どうもありがとうございます。」


私に人権はないんですか。

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