2/赤ちゃんに外堀を埋められる【REBORN】

色んな可能性 ページ19

ﾗﾝﾎﾞ10「はぁ…なんだかココにいるとナーバスになります。帰ります、オレ。」


獄寺「帰れ帰れ。」


待て待て！！

爆弾落として帰るなよ！！


山本「あ。ツノ忘れ物だぜ。」


山本くんが落ちたランボくんのツノを拾い掲げた。


ﾗﾝﾎﾞ10「あ。投げてください。」

山本「おっけー！」


ﾌﾞｫﾝｯと豪速球で投げられたツノがランボくん10年後の額に突き刺さる。

血がﾄﾞﾋﾟｭｯと吹き出している。



まさか優しい山本くんにまでそんなことをされるとは思ってなかったのか、暫く呆然として涙が溢れ出ていた。



ﾗﾝﾎﾞ10「うわああぁん！！」




沢田「(か、変わってねーー！)」

山本「やべ…」


…山本くんにパスさせちゃダメね。
覚えとこう。



ランボくん10年後が去って見えなくなったので、私も帰ろうとしたら後ろから声をかけられる。





リ「結婚してんだってよ。」


A「…………な、なにかあった未来なんだよ。」


私ショタコンじゃない！

ニマニマするな頼むから。
精神的ダメージえぐいんだよ！！

後ろから嬉しそうに言うものだから困る。


リ「いつ付き合ったんだろうな、未来の俺達は。」


知るか！！

いや、それはちょっと気になるけど。
電撃結婚とかデキ婚とかじゃないよね？

本気で泣くよ？？


A「…いや、でもホラ。未来は未来でまた別世界というか…。私はそんなつもりないし。」


リ「だろーな。」


はぁん？だろーな。ってなんや。



リ「未来は無数に分かれてるんだ。アホ牛の言ってた未来も存在するが、俺達は結局結ばれねー世界だって存在する。」

A「パラレルワールドてきな？」

リ「そうだ。現に未来を知っちまった今のAはそれを回避しようと動くだろ？

それだけで未来は変化するだろーな。」


ああ、なるほど…。

つまり。
私が全力で逃げれば回避出来るかも知れないのか。


なら今はそう落ち込むことないのか。
10年ありゃ大丈夫…！


リボーンくんがﾆｯと笑った。



リ「ま。逃がさねーけどな。」


A「！……いやいや、逃げるよ？全力で。」



まだ警察に捕まりたくないからね。私。

ﾌﾗｲｱｳｪｲ☆→←未来では

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