1/赤ちゃんに外堀を埋められる【REBORN】

SAN値ピンチ ページ37

雲雀「面白そうだから風紀委員入りなよ。君。」


A「うん？」


私のどこら辺を見て面白いって？？
確かに私の周りにいる人はデンジャラスで面白いけどさ…


私って単体でいるとくそつまんないやつだよ？？



A「いや…私。ほら、喧嘩とか雑魚中の雑魚で…それに転校してきたばっかりで並盛のことも全然しらないし…」


雲雀「うん、いいよ。」


こっちがよくねぇんだ。
あーゆーおけ？？


A「なにがいいんですか？」


雲雀「弱くてもいいよ。面白そうだし。」



それいじめ甲斐があるってことやん？

風紀委員って長期休みも登校するし、並盛牛耳ってるから色んな書類があって大変って聞いたし、

何より不良共の巣窟だぞ？？


我かんたんに死ねる。



A「あー…つまり。なんか今の気分的に入れたい、と？？」


雲雀「まあ。そうとも言うよね。」


そうとしか言わねぇんだよ。
飽きたらサンドバッグにされそう。


でも断ったらこの場でサンドバッグ。



A「別にそれなら風紀委員に入ること拘らなくても…ほら、どうせ使えない人増えるだけだし。用事あれば呼び出すとか…？」


雲雀「…じゃ、ひとまずそれでいいよ。」


ひとまずって言った？ねえ、いまひとまずって言ったよね。


風紀委員は永久就職って聞いたからな私。
中学生から社畜になりたくないんだよ。





…ということで私は風紀委員になりかけている。
SAN値ピンチだ。


雲雀「明日午後に委員会会議あるから来てね。」


A「えっ？」


ぱっと背を向け歩いていくな。
私まだ納得してないんだけど？！



ちなみに家に帰って私の母に脅されて風紀委員に入りそうと言ったら何故かとても喜んでいた。



「あの綺麗な男の子ね！格好よくていいじゃない！」


A「全人類ストライクゾーンかよ…」



娘の彼氏が赤ん坊でも不良でもなんでもいいらしい。

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