ポアロで遭遇5 ページ10
コナン「えっ…じゃあ他の人とか…」
A「はい残念ながら…」
…万が一、同じ施設の出身者を探そう、などとされてもいいように、みんな死んでしまったことしてある。
残念そう、という表情を探し、それらしく振舞っておこう。
安室「そうだったんですね…それはさぞお辛かったでしょう？」
A「はい。しかし、住む場所がいきなりなくなって途方に暮れた私にイタリアに住むおじさまが日本に住まうように手配して下さって。」
蘭「それで日本に…。でも、すごいぺらぺらだよね？」
語学とかは元々翻訳機が頭にあるのと同じようなもので、瞬時に頭に変換され発音や地方独特の訛りまで再現出来る。
初めて来た時は新たな語学を使う新型かと思ったぐらいだ。
A「教育されていたので。」
世良「へえ…で、そのおじさまは一緒には住めなかったのか？」
まだ疑っているみたいだ。
出来た話、100%の嘘なのだから疑われても仕方が無い。
A「少し特殊な職業の方でして。点々と所在が変わるんです。」
園子「まあ、でも良かったじゃない！日本って安全だし、ここはちょっと犯罪多いけど滅多なことないし！」
…そうですね。
鈴木さんの言う通り、ここ米花町では犯罪が多すぎる。
特に調べたところによると、あのショッピングモールの爆弾テロに居たコナンくんが、別事件でも毎回いるらしい。
A「(つまり、事件を引き寄せている？)」
コナン「？」
まあ…私には関係ないことですが。
コナンくんの周りが異常に犯罪が起きているだけで。
関わらなければあまり害はない。
あまり過激なことに突っ込んで身体を破損したくない。
安室「…寂しくないんですか？」
A「え？」
安室「あ、いえ…その、Aさんがあまりに淡々と仰るので…」
A「それは…」
私が機械だから、想像してもどうしたって悲しくならない。
嘘をついてるから悲しめないのではなく、元々悲しいは分からない。
A「あまり感情が分からないだけです。」
ただ、人間になれるものならなって知って、理解してみたい。
唯一私が演算できないものですから。
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リドル(プロフ) - わんわんさん» コメントありがとうございます。番外編と書いてますので、本編の間に入ると話がややこしくなる人もいるかなと思ったので1番最後に入れてます！ (2019年2月20日 3時) (
レス) id: a52989d574 (このIDを非表示/違反報告)
わんわん(プロフ) - こんにちは、いつも小説楽しみにしてます！すみません、更新の際、番外編「しりとり」をいつも一番最後にしているのは何か理由はありますか？(気に障ったら申し訳ないです。) (2019年2月19日 18時) (レス) id: fb11ef742a (このIDを非表示/違反報告)
リドル(プロフ) - ユイさん» すごく励みになります！いま掛け持ち中なので更新は遅いかもしれませんが、気長にお待ち頂けると嬉しいです！ (2019年2月5日 18時) (レス) id: a52989d574 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！！すごく続きが気になります((o(｡>ω<｡)o))更新待ってます！ (2019年2月3日 0時) (レス) id: 4334293606 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リドル | 作成日時：2019年1月29日 16時
