【六道骸】血に濡れ【狂愛】 ページ47
*雲雀成り夢主です☆←←
僕の手は既に血に濡れ
人を殺すなど容易かった
なのに君だけは
僕の目をしっかり見つめていた
初めて初めて
殺すのを躊躇した
「いい加減、泣いたらどうですか？」
「…君の思い通りにならない」
「…ほう」
彼女-雲雀A-の綺麗な黒の髪を掴む
その顔は血に濡れ美しく見えた
だがその瞳だけは
明るく輝いている
「君のやってることは違う」
(やめろ)
「こんなの愛情表現じゃない」
(やめろ)
「…間違っている」
「やめろ！！」
珍しく感情がこもった声で叫ぶ
ああ、そうですね
僕はもう壊れている
だからこそ彼女には
こんな『愛情表現』しか出来ない
「…本当にバカだ君は」
「…ではなぜ僕から離れない」
「……さぁ？」
不適に、でも優しく笑う彼女の表情
…それすら潰したいと思う僕は本当に
壊 れ て い る
ﾄﾞｶﾞｯﾊﾞｷｯ
鈍い音が冷たい部屋に響く
それでも決して彼女は『壊れない』
「っ……ぐ…」
「……ああ」
どんな時でも彼女は彼女-『雲雀A』-のままでありつづける
僕はもうとっくに
とっくの昔から
『血に濡れ』壊れているのに
「…殺したい程愛していますよA」
「ﾊｯ…僕だって………殺したい程愛してるさ……骸っ」
ああ、どこで間違った？
頭上の幻覚の桜と花弁がﾋﾗﾘと悲しく散った
僕の手は血で濡れている
なのに君はそんな僕を受け入れる
それがたまらなく嫌だったのか？
違う…僕は羨ましかったんだ
どんな時でも『ありのまま』いる彼女
…でもいつしか愛しいと感じてていた
だからこそ『壊したい』と思う僕は
狂 っ て い る
でも唯一出来たのは
血に濡れ狂気に染まったこの『愛』を
彼女に捧げることしか
出 来 な い
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銀条雛(プロフ) - わーい、続編だ(^^)嬉しいですよ〜！ (2015年5月24日 21時) (
レス) id: 420098c989 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - 完結おめでとうです。面白かったですよ♪ありがとうございました。 (2015年5月22日 19時) (レス) id: 179198f090 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - そのまま灰になれ★(リ「そんなに空気が嫌なら1から鍛え直してやるぞ★」 (2015年5月21日 21時) (レス) id: 4fb655bc62 (このIDを非表示/違反報告)
山本健 - レナさん» 雲「ふぅん…いい度胸じゃない小動物」デ「オレ空気！？」←)ディーノ空気(笑) (2015年5月21日 21時) (レス) id: a25c4e291e (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - さぁて、どうなるかな(超ツ「ヒバリ、お前を倒さなければ死んでも死にきれねぇ！」ワォ、呼び捨てたよ (2015年5月21日 20時) (レス) id: 4fb655bc62 (このIDを非表示/違反報告)
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