お隣の推し様の世話役になっていた件【紫】

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彼が眠りについたあと私は土鍋を片付けていた。

するとピンポーンと下の玄関からのインターホンが鳴る。

極力声を出さないようにしたいなぁ。

そう思って応答のボタンを押す。

『あ、なーくん？ちょっとええ？』

関西弁にこの声はジェルくんだ。

彼なら一応事情は把握してるし……大丈夫だよね。

私は無言でドアを開けた。彼の姿を見ると首を傾げながら入る。

どうしよう……。

「可愛いっ……！」

首傾げつつ入ってくるとか無言なのに……。

怪しいのにピュアすぎない？

そんな風にジェルくんの可愛さに悶えていると次は家のインターホン。

応答すると『なーくーん？』と声をかけられた。

私がドアを開くとパチパチと瞬きをしてる。キョトンとしている。

「と、とある理由で合鍵を預けてもらって……彼は今風邪で……」

「あー、なるほど……俺は昨日ちょっと顔色悪かったから様子見に来たねん」

流石相方、分かってらっしゃる。

「ほな、あとは俺が面倒見とく！ありがとうな」

そう言いながらポンッと頭を撫でられた。

こんなかっこいい人に頭を撫でられたら嫌でも顔が紅くなる。

「じゃ、じゃあ失礼します！」

私はそう言い残すと部屋から出ていった。

「……なーくん、極力……隠さなあかんで」

彼がそんな言葉を言ってたとは私は知らなかった。


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はぁ〜〜〜〜〜、今日の放送神！！
ジェルくんいたしさとジェル久々すぎて……
「俺はジェルとの時間を優先したい」って言ってたが
そこでリスナー優先したらリスナーが怒るから
もうみんなでラブラブしとけってなる。
さとみがくんがジェルくんにデレてて最高だった！
みんなも早くジェルくんとの時間したかったから
ポンポン告知とかしてくれたねー。
私イラチだからいつもあれくらいポンポンしてくれたら楽なんだが。

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