#19 ページ20
そんなことを思っていると彼が驚いた声を上げた。
「ん?え?なんでうさぎが……え!?」
……うさぎ?もしやと思い見渡すといちごがいない!?
しまった!落ちる可能性があるため間塞いどいたのそこだけだった!
水通しのために横に開いてる穴塞ぐの忘れてた!
「その子捕まえてください!」
「え!ちょっと待った!捕まえたっ」
どうやらいちごを捕まえたらしく声をあげる。
「このうさぎよく見たら姫河さんの部屋にいた……」
「ごめんなさい、うちのペットのいちごです」
「そうだったんだ……届けに行くね」
いちごが落ちることを危惧して玄関からわざわざ来てくれた。
「ごめんなさい、以後気をつけます」
「気にしないで」
「あ、なーくん……おはようございます」
花蓮、よく本人目の前にしてなーくんなんて言えるな。
私未だにとっさのときしか言えないのに。
「おはようございます、えっと……」
「柊木花蓮です、年下なんでタメでいいですよ」
「そう?ありがとう、柊木さん」
二人ともコミュ力お化けなの?
「あの、なーくん」
「?」
花蓮、なにか言うことがあるのだろうか?
「Aまだこっちに引っ越してきてばかりで不安なんだと思うんです」
ん?何を言ってるの花蓮?
「だから出来る限りこの子をお願いします」
「まぁそれは勿論……お世話焼いてもらってるし……」
「花蓮?ちょっと部屋でお話しましょうか」
私はいちごを抱いて花蓮を引張り中に入る。
「いやいや、頑張んなきゃ推しとの距離縮まないよ」
「あんたは私となーくんをどうしたいわけ!?」
私は最低限関わらないでいる節度を……。
いや、ご飯作りに行ってる時点で節度ある関わりは超えてるかもしれない。
50人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夏那子 - 多分私だったら釣られます(笑) スポーツウェアは半袖だからこれからの季節使えるなって(笑)1万ちょいしますからね〜 (2023年3月24日 23時) (レス) @page12 id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)
まき - 更新お疲れ様です!缶バに釣られる夢主が面白すぎます(笑) るーむうぇあもスポーツウェアも欲しいですけど中々中学生には手の届かない値段です… (2023年3月24日 22時) (レス) @page12 id: 8f8ef637b3 (このIDを非表示/違反報告)
夏那子 - 面白いと言ってもらえて光栄です、紫くんは私の最推しなので空想爆発してしまうととんでもないことになりそうな……(虫が苦手なのにとかお酒弱いとか) (2023年3月20日 22時) (レス) id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)
まき - こちらでも更新お疲れ様です!もう初っ端から面白いですよ!!!!今後の展開がどうなっていくのか🤔楽しみです! (2023年3月20日 22時) (レス) @page4 id: 99f199dd3a (このIDを非表示/違反報告)
夏那子 - コメントありがとうございます!書き方を好きと言ってもらえてとても嬉しいです!更新頑張ります! (2023年3月20日 17時) (レス) @page3 id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ