#17 ページ18
あれからそれなりにお酒を飲んだ花蓮は寝た。
花蓮は量は飲めるが飲むペースが早いせいか。
酔い潰れるのもそれなりに早い。
「外出て風にあたろ……」
少し酔いを覚まそうとベランダに出る。
「はぁ……」
「お疲れ様」
声が聞こえて横を向くと手にペットボトルのお水を持ってる彼。
「どうも……」
花蓮が変なことを言ってきたせいで変に意識をしてしまう。
「顔紅いけど、お酒でも飲んでるの？」
「ええ、少し……友人、花蓮は酔い潰れましたけど」
そう言うとフフッと笑う彼。
「お水、飲む？」
すっとお水を渡してくれるが。
「え、でも……」
これ飲みかけだよね？間接キス……。
「あ、やっぱ気にしちゃうかな」
「推しなら尚更気になります」
「ごめんごめん」
笑いながら水を引っ込める。
ちょっと惜しいことしたかな……なんて。
「私、もう寝ますね」
「あ、うん」
やっぱり変に意識して私は部屋に戻る。
花蓮のせいだ……。
「私が彼に恋していいはずがないじゃない」
そんなこと、思う自分を許せない……いや、許さない。
たまにご飯を作りに行けるだけで充分じゃない。
それで満ち足りてればいいじゃない。
彼に好きになってもらおうなんて思えるわけない。
図々しいでしょ。そんな願い。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 50人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夏那子 - 多分私だったら釣られます(笑) スポーツウェアは半袖だからこれからの季節使えるなって(笑)1万ちょいしますからね〜 (2023年3月24日 23時) (
レス) @page12 id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)
まき - 更新お疲れ様です！缶バに釣られる夢主が面白すぎます（笑） るーむうぇあもスポーツウェアも欲しいですけど中々中学生には手の届かない値段です… (2023年3月24日 22時) (レス) @page12 id: 8f8ef637b3 (このIDを非表示/違反報告)
夏那子 - 面白いと言ってもらえて光栄です、紫くんは私の最推しなので空想爆発してしまうととんでもないことになりそうな……(虫が苦手なのにとかお酒弱いとか) (2023年3月20日 22時) (レス) id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)
まき - こちらでも更新お疲れ様です！もう初っ端から面白いですよ！！！！今後の展開がどうなっていくのか🤔楽しみです！ (2023年3月20日 22時) (レス) @page4 id: 99f199dd3a (このIDを非表示/違反報告)
夏那子 - コメントありがとうございます！書き方を好きと言ってもらえてとても嬉しいです！更新頑張ります！ (2023年3月20日 17時) (レス) @page3 id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
