どうしても。 (ページ7)

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雪とかページ7

それからイガラッポイ……もといイガラムさんからミスウェンズデー……、いや、ネフェルタリ・ビビさんの真実を聞き、ナミさんを追いかけ、知ってしまったバロックワークス社の秘密。

顔も覚えられ、終わった……とナミさんと一緒に抱き合いながら泣く。
船を出して異様な空気感。誰かいる？

すかさずゾロくんの後ろに回って、短剣を構える。

でも、そんなの無駄だったかのように、何かに弾かれる短剣。

それがビビさんの発言によりバロックワークス、ボス……社長の相棒であるということが分かって。
あの七武海サー・クロコダイルの隣を許された者、相棒。パートナー。

｢あの人が……｣

｢ふふ、怖気付いちゃって可愛いわね｣

さらにそのミス・オールサンデーと名乗った綺麗な女性は、あろう事かアラバスタまでの航路で安全な場所場所を教えてくれるだとかで永久指針(ログポース)なんかもくれて、結局ルフィさんが割ってしまったけど。

嵐のように過ぎ去ったオールサンデーさん。

・

・

｢雪、降らねぇのかな｣
｢降るわけねえだろ｣
｢降るんだぞ！おめー寝てたから知らねえんだろ。Aに聞いてみろ｣
｢おーい！Aー！！！！｣

ルフィさんの声に｢はーい｣と反応。
こっちこっちー、と明るく言うルフィさんの所へ駆け足で近付けば
｢雪！！！降ってたよな！｣
と。
太陽のような笑顔でニカッと笑うルフィさん。

｢降ってましたね。でもどうしたんですか？
ルフィさんはウソップ様と雪だるまなんか着くって遊んでたじゃないですか｣
｢いや、それがよー、ゾロが降ってねえって言うんだ｣

｢ゾロくん、私ちゃーんと教えたじゃん。
もう、若いんだから記憶喪失なんて笑えない冗談は辞めてよねー。
ルフィさんの言う通り、雪は降ってたんだから｣

｢あー、あ、そう言えばンな事もあったか……悪ぃなルフィ。忘れてた｣

ゾロくんの一言にアッハッハッと笑うルフィさん。
フフなんて笑って、ゾロくんの隣に腰を下ろして、サンジさんのスペシャルドリンクを飲む。

いつ着くのかなあ、次の島。