どうしても。 (ページ3)

今日:3 hit、昨日:8 hit、合計:14,340 hit

私も役に立ちたいページ3

次々に潰れていく一味のみんな。
ゾロくんも潰れ、ナミさんもウソップ様も、ルフィさんでさえ、つ、次は私だ……とりあえずゾロくんに寄りかかって寝てみた。寝たフリ。

しばらくして動き出す二つの気配。
暖かいゾロくんに本当に眠りそうになるけど、グッと堪え

二つの気配が出ていったのを確認し起き上がる。
そうすればゾロくんも一緒になって起き上がって

「ゾロくん……」
「ああ、取り敢えず外出て様子見てみるか？」

・

・

「なあ、悪ぃんだがな。
アイツらを寝かしといてやってくれないか？昼間の航海でみんな疲れてんだ」

ゾロくんについていき2階から外に出てみると、さっきの2人組とイガラッポイさん、そしてき、筋肉達磨？のお姉さん。
計四人がよからぬ会話を……生け捕りにするって、やっぱり何か企んでて……それにボスがどうたらってなにかの組織の一員？

「貴様ァ！完全に寝込んだはずじゃ……？」

「剣士たるもの、いかなる時も油断しすぎるようなバカはやらねえもんさ」

「あ、あんなあからさまに警戒されるような歓迎しといて、悠長に寝てられると思ったなんて、とんだおバカさんたちね！！」
「それに私、アルコール入った飲み物だ、ダメなんです！怒ってますからね！」

「つ、つまり、さっきの会話から憶測すると」

「賞金稼ぎの巣だろ？」

言いたかった台詞をゾロくんに奪われ少しムッとする。
でも前を見てみればいつの間に出てきたのか先程私たちにお酒をこれでもかと飲ませようとした人たち。

太ももに差した短剣に触れる。まだウソップ様に依頼したものは完成してないけど、それでも私だってやる時はやる。

ルフィさん達のこと、好きだから

だから今度は役に立ちたい！