12時の鐘が鳴る頃に Kazuma.K

EP.12 ページ12

__朝__







ピピピピッピピピピッ








「んぅっ………」









スマホのアラーム音のようなもので目がさめる。

隣を見ると川村さんのスマホから鳴っているものだ

った。









「川村さん、川村さん。起きてください！朝ですよ」








壱「あと10分だけ…」









「ダメです！起きてください！」







ふと川村さんの携帯の画面を見ると

"HiGH&LOW 撮影"

と表示されていた。








「え？！ちょ！川村さん！起きてください！HiGH&LOWの撮影ですよ！」









すると川村さんは、そうや！と言って飛び起きた。








「おはようございます。」









壱「あ、おはようAありがとう起こしてくれて」








あれ、標準語に戻ってる。

私が不思議におもってると川村さんがどうした？と

聞いてきた









「標準語に戻ってるんですね」








壱「あー、俺普段は標準語だけど大阪出身だから寝

起きとか気抜いてる時とかつい大阪弁がでるんだ

よ。」





「へーー。なんかいいですね、ギャップ」






壱「なんだよそれ笑笑。歯磨きに行こう」






「はい」




私はキャリーバックの中から歯ブラシと歯磨き粉を

出して川村さんと洗面所に行った。





2人で洗面台の鏡の前に立って歯を磨く。

鏡越しから川村さんを見ると、やっぱり芸能人だな

と思った。





歯磨きしてても絵になるとかなにごとですか先輩






そんな事を思ってると鏡越しで川村さんと目があっ

てしまった。






壱「なんだよ笑笑」





「いやー。歯磨きしてても絵になるなぁって思って笑笑」






壱「急になんだよ笑笑////」







「あれ？照れてます？」







壱「照れてねぇよ笑笑てかはやく終わらせろ笑」








「はーーい」






私は歯磨きと洗顔を終わらせた。

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