アン・ボニーとメアリ・リードの伝説 ページ36
早速海辺へとやって来た咲凛達、太陽に照らされ反射する波が美しかった。
メロディー「綺麗ですね〜!!。」
カトラ「この景色は、ファラムオービアスでも見られぬかもしれん。」
カトラ「キエルにいた頃を思い出します。」
葵「浜辺も綺麗だよね、咲凛ちゃん。」
咲凛「そうね。」
咲凛はスマホで何かを調べている。
葵「何調べてるの?。」
咲凛「この島にまつわる海賊についてよ。結構面白い内容よ。」
今から270年ほど前の日本だと江戸享保年間、海底神殿が出ていたという説。
根拠となってるのは海底神殿で発見されたカットラスという刀とピストル。
カットラスとピストルに刻まれたイニシャルから1730年頃に活躍した二人の女海賊、アン・ボニーとメアリ・リードの物と言われている。
彼女達はジャックラカム率いる海賊の仲間であり、イギリス軍の攻撃を受けていたとき他の男達が船倉に隠れていたにも関わらず二人は背中合わせになって勇敢に戦っていたという話しがある。
バハマの監獄から脱走したアンが太平洋を拠点に移し海賊としてメアリが脱獄してくるのを待っていたという説から二人が奪った宝は神海島に隠したと言われてる。
咲凛「ざっと言うとこんな感じかしらね。」
葵「背中合わせにって、カッコいいかも!!。」
メロディー「それって、お互いに信頼していないとできない芸当だって昔お姉様から教わったことがあります。」
カトラ「お互いの信頼、とても大事なことで相手とどれだけ知っているのかが鍵ですね。」
咲凛「まっ、そんなことができる人間なんて早々いませんけどね。」
葵「でも咲凛ちゃんには剣城君がいるじゃない。」
葵の言葉に咲凛ははぁ?ととぼける。
葵「だって小さいときからの幼馴染みだし、サッカーのプレイだってお互い息ぴったりだもん♪。」
咲凛「あのね・・・。」
ララヤ「わらわもそう思うのじゃ、ツルギは本当にそなたのことを愛しておる!!。」
咲凛「ララヤ様?。」
カトラとメロディーはクスクスと笑った。
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