タイムリミット ページ26
小五郎「何だと!?。」
園子「ってことは・・・。」
阿笠「タイムオーバーの15分まであと3分じゃ!!。」
阿笠の声に剣城がハッと顔を上げる。
剣城「うそ・・・だろ・・・!?。」
灰原「みんな!!。」
コナン「咲凛姉ちゃんを探せ!!。」
切羽詰まったコナンの声が響いた。
二人に言われた子供達や天馬達がえっ!?と目を丸くし顔を見合わせた。
光彦「まさか、咲凛さん・・・。」
元太「あの雪崩に!?。」
歩美「えー!?。」
天馬「咲凛が・・・!?。」
信助「そんなぁ・・・!?。」
凛介は剣城の元へ走り駆け寄る。
剣城は携帯を取り出し咲凛の携帯番号を押した。
剣城「頼む・・・かかってくれ・・・!!。」
剣城が祈るように携帯画面を見つめるとダイヤル中から呼び出し中に変わり呼び出し音が鳴った。
剣城「かかった・・・!!。」
円堂「みんな、静かにするんだ!!。咲凛の携帯に耳を澄ますんだ!!。」
円堂が叫び全員は耳を澄ます。
剣城「(咲凛・・・どこにいるんだ・・・!?。)」
するとゲレンデの下の方から微かに携帯電話の呼び出し音が聞こえた。
剣城「咲凛!!。」
剣城は雪の上を滑るように下りると呼び出し音を頼りに雪を掘る、呼び出し音が少しずつ大きくなりついに咲凛のスマホが雪の中から出てきた。
剣城「咲凛のスマホ・・・!!。」
咲凛のスマホをポケットに仕舞うと一心不乱に雪を掘る。
剣城「(出てきてくれ・・・咲凛!!。)」
小五郎「ここだー!!、この辺りをくまなく探せー!!。」
剣城の元に駆け寄った小五郎が叫び一同がその付近を懸命に掘り始めた。
ダム職員がゾンデを雪面も突き刺すが手応えがない。
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