超簡単なトリック ページ47
一方氷川の遺体を調べていたコナンと咲凛は氷川のコートのフードに雪が溜まってることに気付いた。
二人「(何でこんなにフードの中に雪が・・・？。)」
しばらく考えると二人は同時にハッと顔を上げる。そして目線だけ頷き合った。
コナン「分かったよ、おじさん。」
咲凛「犯人の超簡単なトリックがね。」
小五郎「何！？。」
雪の上に座っていた小五郎が驚いて二人を見る、他のメンバーも驚く。
コナン「ほら、さっき雪が降ってたじゃない。犯人は氷川さんと一緒に沢から歩いてきて、この場所で氷川さんを心臓発作に見せかけて殺害。その後、降ってきた雪が二人の靴跡を消したんだよ。」
コナンの推理に子供達はぽかんと口を開き灰原がフッと微笑んだ。
咲凛「そして、その雪がやむのを待ってから犯人は用意しておいた氷川さんと同じ長靴に履き変え、逆向きに歩幅を気にしないで歩いて沢まで戻った。」
咲凛はスノーシューを脱ぎ逆向きに雪の上を歩いてみせた。
咲凛「ほらね、こうすれば一種類の靴跡だけ残るでしょ？。」
咲凛が自分の靴跡を指さすと全員が頷いた。
コナン「その証拠に見てよ。氷川さんのコートのフードの中、雪でいっぱい溜まってるよ。」
咲凛「犯人は雪がやんだ後で氷川さんの頭や肩とかに積もった雪だけ払ったのかと、雪がやんだ後にここへ来たように見せるためにね。」
二人の推理を聞いた蘭がでも・・・と顎に手を当てた。
蘭「このトリックって、私達がすぐに遺体を見つけないと成立しないんじゃない？。そのまま放っておかれてまた雪が降ってたらせっかくつけた足跡も消えちゃうし・・・。」
小五郎「つまり、その誰かはオレ達がここを通りかかるのを知っていた人物ってわけか。」
小五郎の推理を聞いた二人は小さく頷きみずきを見た。
二人「(もしくは、オレ/私達をここへ案内した・・・。)」
みずき「私達がこの時間にここを通るとは、スノーシュートレッキングの案内を見ればだいたい分かると思いますけど・・・。」
みずきが言うと小五郎は考え込み二人も苦笑いした。
咲凛「みずきさん、この足跡が向かっている先には何があるのですか？。」
みずき「武藤君の山小屋があるわ。」
コナン「武藤さんの？。」
コナンが聞き返すとみずきはでもと眉を潜めた。
みずき「山小屋へは村から車の通れる村道があるんだけど・・・。」
元太「あっ、昨日オレ達がスノーモービルで走った道か！！。」
元太が思い出すと歩美と光彦も頷く。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
春空 - セレーナさん» 了解しました、その二つのリクエスト受けました。 (2021年10月31日 3時) (
レス) id: 6a918ace52 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ - 後銀翼の奇術師もお願いします (2021年10月12日 23時) (レス) id: 757c8a2f9a (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ - 続きをお願いします！ベイカー街の亡霊いいですよね(*´ω｀*)更新頑張ってください (2021年10月12日 23時) (レス) @page46 id: 757c8a2f9a (このIDを非表示/違反報告)
アサリ - この続きを書いてください。次はベイカーストリートの亡霊にしてください (2021年6月29日 6時) (レス) id: af09d471c0 (このIDを非表示/違反報告)
春空 - ミリアさん» すみませんが、現在リクエストは受け付けていないので・・・;;、申し訳ございません;;。m(_ _)m (2021年2月27日 20時) (レス) id: 6a918ace52 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
