痛覚_ 3rd_【僕のヒーローアカデミア】 (ページ10)

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そして体育祭の日が訪れた。

特に緊張することも無く、昨日の夜はすぐにぐっすりと眠りにつけた。今までにないくらい寝起きがいいほどに。

途中、電車の中で“つゆ麺”のおじさんに再び出会した。今日は“メンラー”と書かれたTシャツを着ていた彼から励ましの言葉を貰い、感謝の意を述べた。

(てゆうか“メンラー”ってなに)

1-Aの控え室の椅子に座りながらぼけーっと今朝のことを思い出していたら何やら修羅場っぽくなってた。なにごと？

…ま、そこまで興味ないし別にいいや。
体育祭だって見た記憶ないけど、面識のないやつの個性見たってそこまで盛り上がんないだろうしなー…。要はプロがスカウトの為にやってるようなもんだし、そこまで面白くは…

「共覚」

『…ん？』

何だかピリピリしてる轟くんがこちらを睨むように見ながら言った。

「二度は負けねぇ」

あ、前言撤回。

『……ほーう』

めちゃくちゃ面白くなりそう…！