34粒 ページ35
突然空を飛び出した飯田くん。
彼の行動はいつも面白い。
『えっ』
浮いたと思ったら今度はものすごい勢いで回転し始めた。
『うわっ』
そして、思いっきり壁に張りついた。
いや、張りついたというよりも突っ込んだのほうが合っているだろう。
「だいじょぉーーぶ！！」
『いや飯田くんが大丈夫じゃない…！』
彼が必死に何かを叫んでいるのにも関わらず私は肩を震わせて笑いに耐えていた。絶対痛いだろあれ。やばい。これは完全にツボにはいったわ。
笑いに耐えながら飯田くんの叫び声をかろうじて聞いてみれば、どうやら彼もマスコミの仕業だということがわかっていたらしい。突然宙に浮いたのはお茶子ちゃんの個性でだろう。
となれば、いつメンの緑谷くんが最初に気づいたのではないかと思う。彼は周りをよく見ているから。まあ、あくまで私の意見だけどね。
彼らのおかげでなんとか自体は収まった。
わらわらと生徒達もその場を去って行く。
人の熱気が無くなって空気が美味しく感じる。
しばらくすると4人が帰ってきた。
『おかえりー』
「あんたまさか、ずっとここにいたの!?」
『うん。安全地帯だったよー』
ロックちゃんが引いた目でこっちを見ている。
やめておくれ！私メンタルそんなに強くないから！！
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あいこす(プロフ) - 雪女さん» 読んで頂きありがとうございます！出来るだけはやく更新できるよう頑張ります！ (2018年4月9日 16時) (
レス) id: 6bbd51703c (このIDを非表示/違反報告)
雪女 - 続き頑張って下さい！応援してます！ (2018年4月9日 0時) (レス) id: 7ecdf95431 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいこす | 作成日時：2018年1月20日 0時
