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( 場地サイド )
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「ケースケ、だいすき」
横から聞こえてきた言葉に、俺の思考は停止した。
ヤカンの音にかき消されそうなその声は、その言葉は、俺の心臓を高鳴らせるには充分だった。
「オレ、お湯注いでくるわ」
平然とした態度で居間の方に進むAに、困惑さえ覚えた。
だいすきなんて、ダチに普通言うか?俺なら言わない、きっとAも同じはず。
顔に熱が集まってくる感覚を嫌という程実感させられる。頬が熱い。
居間の方に目をやれば、千冬とAは笑いながら話をしていて。こんなに困惑しているのは自分だけなのか、なんて少し残念にも思えた。
俺もだいすきだ、そう本人に伝えた時アイツはどんな顔をする?あまり照れないヤツだから、淡々としているかもしれない。
いつか、絶対伝えたい。俺の想いを、アイツに、直接。
「なーに黄昏てんだよ、ケースケ」
台所の入口から聞こえた声に、勢いよく顔を上げた。
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ひー(比古)(プロフ) - おめでとう😭2人はこれからもっとラブラブに! (2021年10月16日 3時) (レス) @page29 id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 好きです!! (2021年8月17日 16時) (レス) id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
おしお(プロフ) - 尊くてとても好きです! (2021年8月17日 11時) (レス) id: f10c64d2ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ういんぷ | 作成日時:2021年8月15日 16時