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一瞬の出来事に、オレの脳は混乱状態に陥っていた。


勢いをつけて引かれた腕、間近にあるケイスケの顔、一瞬感じた生暖かい感覚と柔らかさ。それに、歯が当たる音。



数秒間流れた沈黙に、オレは今の状況を悟った。


「…え、」

喉から絞り出した、すごくすごく小さな声。聞こえるかも分からない声は、外から聞こえてくる子供の声にかきけされてしまいそうになった。



今すぐにでも逃げ出してしまいたい。



「…ワリィ」


ケースケのそんな声なんか耳にはいらなくて、オレは口元を押さえて外に走り出した。





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ひー(比古)(プロフ) - おめでとう😭2人はこれからもっとラブラブに! (2021年10月16日 3時) (レス) @page29 id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 好きです!! (2021年8月17日 16時) (レス) id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
おしお(プロフ) - 尊くてとても好きです! (2021年8月17日 11時) (レス) id: f10c64d2ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ういんぷ | 作成日時:2021年8月15日 16時

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