白い薔薇を君に (ページ9)

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有難いことに毎日毎日慌ただしいほど忙しくて
たまにの休み、何したらいいかわからんくなる

買い物行くんもめんどくさいな....

そう思い家にいれば、1日アニメ見て終わりそうや

気付けば外も暗くなってきていた

行くあてもなく外をふらっと散歩する
なんか上手いご飯屋ないんかな〜

ﾄﾝﾄﾝｯ

ふいに肩を叩かれてめちゃくちゃビックリして
後ろを振り向けば、俺の天使がおった

「っっ！？」

『やっぱ汐恩くんだ笑』

「うわ...めっちゃビックリしたぁ〜....」

『お休みですか？』

「はい....えっと....Aさんは？」

『珍しくお休みです笑』

「ふはっ俺もっす」

『あの、このお店どこかわかりません？』

「えーっと....あ、これここからちょっと歩くっす」

『あれ、この辺じゃなかったんだ』

数キロ離れたお店の場所を聞かれた
天然やもんな....方向音痴らしいし...

「行きましょ」

『っへ？どこへ？』

「そのお店行くんやないんすか？」

『1人で行けます！大丈夫です！』

「1人やと危ないっすよ。俺暇やし」

半ば強引に目的地まで案内する事に

『ごめんなさいこんなつもりじゃ... 』

「ふははっほんまに暇やったんで」

私服姿のAさんはいつもよりも幼く見えて
かわいい....まぁいつもかわいいんやけど。

「何、買うんすか？」

『んー....プレゼントです』

「なるほど.....」

あまりプライベートな事は聞かへん方がええよな、とか
何話そう、と考えてれば自然と口数が減る

「大丈夫っすか？」

歩くのが早かったのかちょくちょく小走りで俺の横へ来る

もうちょっと遅い方がええか....

歩くペースを少しゆっくりにして
隣を見れば『わー美味しそう』
『うわこれかわいい』なんて言いながら歩いていた

全然話聞いてへんやん.....

「ここ曲がったとこっす」

無事にお店に到着すれば
お目当ての物があったのか
一目散にその場へ行き商品を購入してる

買うの早すぎひん？笑