白い薔薇を君に (ページ6)

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大型歌番組終了後

トイレから出れば廊下がなんだか騒がしい

純「お願いしますっ！」

『んん〜....』

景「俺からも！お願いしますっ！」

拓「あ、まずい......汐恩や」

見れば純喜くん景瑚くん拓実くんと
3人に囲まれてるAさんの姿が

「おぉぉい！！！なにしてんすか」

純「いや、会話してるだけやん」

景「純喜くんがご飯行こってナンパしだして〜」

純「ちょ！ちゃうって。言い出したん景瑚やん？」

拓「でも許可降りてへんけどな笑」

「いやあかんって！！困ってるやん」

景「でも許可降りれば汐恩もご飯行けるよ？」

「そういう問題やない。あかん」

純「立花さん、ダメっすか？」

『いやちょっと....マネージャーの許可が..』

「許可おりても俺が許さへんよ純喜くん」

景「マネージャーさん！どこっすか！」

拓「おい！諦めろ！笑」

純「じゃ〜また今度ご飯行きましょ！」

景「次はぜひ！お願いします！」

拓「...なんかすいません。笑」

『ふふふっいえ...笑』

3人が楽屋へ戻る後ろ姿を見たあと
Aさんを見れば

笑ってるけど何処と無く寂しそうな顔をしてたのを
見逃さなかった

「ほんま失礼な奴らですいません」

『いや...全然。すいませんこちらこそ...』

「謝る必要ないっす。お忙しいと思うし...ただ」

『....ただ？』

「俺もいつか、飯行きたいっす。Aさんと」

『ふふっわかりました考えておきます』

元トップアイドルで今も忙しい人やし

俺らもトップアイドルとは言えないけど
たくさんのファンがいて
もし今撮られて誤解を生むような事があれば
メンバーに迷惑がかかるのは確かだ

「じゃまた、」

『はい。ありがとうございます』