Dream Journey 《２》

温泉旅行 ページ23

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今日は珍しい休みなのになぜか2台の車、つまりは11人全員で温泉宿に向かっている



『やった〜温泉！温泉！楽しみ！』


翔｢ぼくも楽しみだなー！何食べよう！｣


斜め前に座る翔也は今日も元気
うん。良い事だ。




なぜ休みなのに全員で温泉に行くかというと
景瑚がバラエティ番組で見事温泉旅行を当てたらしい


最近バラエティで無双しまくってる景瑚




まぁその本人は今私の隣で爆睡してるけど....




斜め前にいる翔也と度々会話をしながら
珍しく寝ずに車内で過ごす



『景瑚〜！ついたよー！！』


景「んー.....｣


私の肩にもたれるようにぐわんっと景瑚の頭が
重力によって落ちてくる



『ねーまじで起きて。ちゅーするよ？』


景｢ずっと寝とく.....｣


『アホか。置いてくよ』


荷物をまとめてサッと降りれば大きな宿が目の前にあった


『わー！最高！早く行こー！！』


豆｢まだみんな降りてきてないっすよ。はしゃがないで下さい｣


そう言われ豆柴に手を繋がれる


『はい！豆隊長！！』


豆｢なんやねんそれ(笑)｣



かわいい前歯がぴょこっと出た顔を見れば
それはそれはもうこちらもデロデロの顔になる






奨｢いいよー！みんな中入ろうか！｣



いつどんな時も絶対に仕切ってくれる奨くん



『豆！行くよ！！』



散歩に行くようにリードを引っ張る素振りをすれば
｢俺よりAちゃんのが犬っぽいよ？｣と


まんまるのおめめでこちらを見ている



『ずるいよその顔』


｢これが通常の顔です｣



豆とくだらないやり取りをしながら中に入る


碧 ｢うおー。すげぇ。｣


いかにも高級ですという雰囲気が出ている




『部屋割はー？どうする？』


蓮｢あれ....もしかして2部屋しかない？｣


『っえ....？』


奨｢そうなのよ！マネージャーが言ってた｣


『早く教えてよ...』


奨｢ごめんごめん。俺言わなかったっけー？｣



こんなところで天然を出さなくていいよと
心の中でツッコミをいれといた




結局グーとパーで
◎私、拓実、純喜、瑠姫、景瑚、豆
◎奨くん、蓮くん、翔也、祥生、碧海、汐恩



に別れることになった




『とんでもないメンツ.....最悪......』




景｢やったー！Aちゃんと一緒〜！｣



純｢うわぁ！見てぇ？景色最高やん！｣



『ほんとだ〜すごい！！』



部屋の外には露天風呂までついている



ご飯まで少し時間があるから豆と散歩へ行く



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