華やかな世界で (ページ42)

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服を脱げば、お腹はひどい色の痣になっていた

ルリ「おは...っちょ！それどうした？！」

『まじで最悪。暴力だよあんなん.....』

ルリ「何があったの？」

『バッグで思いっきり殴られてこれ(笑)』

ルリ「えぇ？！大丈夫なの？病院行く？」

『そんな大事じゃないから大丈夫。』

ドレスに着替え、気持ちを切り替えれば
賑わっているテーブルを行ったり来たりを繰り返した

営業が終わり家に帰るのを躊躇う

また誰かいたらどうしよう....

純喜さん、どうしてるかな

連絡はあまり取らない方が良いだろうと思って
私からはなにも連絡せずにいた

♬〜

【純喜】

考えていれば電話が来る

『.....はい』

｢俺やけど...仕事終わった？｣

『...はい』

｢もう知ってる....？｣

『...知ってます。友達から聞いて..』

｢ごめんなこんな事になって｣

『いや私の方こそ...ごめんなさい』

｢とりあえず、家で待ってるな？｣

『今日、友達の家泊まるので....』

｢....そっか｣

『ごめんなさい....』

｢気をつけて帰りや？｣

『はい。おやすみなさい』

そう言って電話を切り次はアイちゃんへ連絡する
泊めてほしい。と言えば迎えに行く！と頼もしい事を言ってくれた

『お疲れ様です』

店を後にしてエレベーターを降りればアイちゃんの車が止まっている

アイ｢大丈夫？｣

『ごめんね急に(笑)』

アイ｢帰りづらい？｣

『見てよこれ(笑)』

そう言ってお腹を見せ、先程の出来事を話す

アイ｢一部のオタクの中では家バレしてるって訳か。てか普通に殴るとかありえなくない？！｣

『(笑)女の敵は女だからね。』

アイ｢純喜には言ったの？｣

『ううん。これ以上傷つけたくない。言わない』

それでいいの？と顔をしたアイちゃんに笑顔で
大丈夫だよ。と返すのが精一杯だった

アイちゃん家に行けばお酒を飲みひたすら喋って
そのまま朝を迎えてしまった

『ふぁ〜〜！アイちゃん、起きてー』

｢んー....今何時....｣

『11時。』

｢そろそろ起きないと....あ゛ー飲みすぎた。｣

今日はさすがに家へ帰ろうと思いアイちゃんと一緒に部屋を出る

「変な女いたら連絡してよ！？」

『わかったって。仕事頑張ってね？』

アイちゃんと別れてタクシーで家の前で送ってもらい
少し様子を見れば昨日の女の子達はいなかった