華やかな世界で (ページ28)

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純喜さんとJO1のみなさん帰国の日

1ヶ月ぶりに会えるというのに
今日は平日のためいつものように出勤する

LINEを入れてはいるけど未だに既読にはならず
何時頃こっちに帰ってくるのかもわからない

今日はのんびり出勤のためゆっくり準備して
部屋を掃除してからお店へ向かった

平日なのに相変わらず忙しい

いつものように笑顔で接客していても携帯が気になり
チラチラ確認してしまう

裏へ行った隙に話しかけてくるルリ

ルリ「なに？男？」

『ん〜....うん』

ルリ「え？！ガチ？！男出来たの？！」

『シッ！声デカいよ。』

何も話してないルリに突然彼氏が出来たと言えば
当たり前に驚いていた

ルリ「なにー？どんな人？また社長さん？」

以前付き合ってた人は若くして社長になった人
お金はあったけど性格面で合わなくてダメになった

　

『ううん。見た目は大学生(笑)』

ルリ「え？！マジで？！趣味変わった？！」

『ふふっ今度ちゃんと紹介するよ。』

ちょうど黒服から呼ばれ、その後もひたすらテーブルを周る

ようやく閉店の時間になり、着替えて携帯を確認するけど
純喜さんからのLINEはない。

『お疲れ様でしたー！』とエレベーターを降りて外に出れば
帽子を深く被り、携帯をいじっている男性。
どう見てもこの街には馴染んでいないからすぐに分かる

『っっ！』

駆け寄ってギューッとして下から顔を覗き込む

純「うわっ！！」

『純喜さん....おかえり』

純「Aちゃんや。ただいま〜」

私の顔を見ればふにゃふにゃの顔になる

『家帰ってて良かったのに！』

純「さっきこっち着いたんよ。帰ってくるの待てんかったし...」

手を繋いでタクシーに乗り家へ向かう

純「飲みすぎてへん？大丈夫？」

『ん...大丈夫です』

純「明日久しぶりの休みなんやけどさ、部屋来る？」

『....はい』

そう返事をすればギュッと手に力が込められた

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