華やかな世界で (ページ21)

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〜純喜side〜

Aちゃんと出逢ってすぐに人柄に惚れた

もちろん容姿も良いのは大前提

なのに、、
｢住む世界が違いすぎます。帰ってください。｣

そう言われて情けない事に抱きしめる事も
なにか声をかける事も出来なくて、そのまま部屋を
出てきてしまった

俺なにしてるんや、、、

そのまま1人になる気分ではなくて奨くんの部屋へ行く

｢奨くん、、、｣

奨｢お、純喜どうした？｣

｢俺ほんまに情けないわ、、｣

奨｢なんかあった？話聞くよ？｣

｢＿＿＿＿＿って言われて何も言える事なくて部屋出てきちゃった、、｣

奨｢純喜はそれでいいの？｣

純｢良くないけど、、どうするのがええのかわからん｣

奨｢別に純喜の思うようにしたら？｣

純｢俺の思うように、、でええんかな｣

奨｢純喜はやると決めたらやるし、考えるより行動するでしょ？｣

純｢そうやなぁ、世間体を気にしすぎなのかもしれん｣

奨くんに話したら少しはスッキリしたけど
それから仕事がハードスケジュールで連絡しようにも出来ずにいた。

週末の夜、豆と祥生と散歩してると
景瑚から電話がかかってくる

美女と飲んでるってもう絶対Aちゃんの事やん。

あー意味わからん。なんで2人で飲んでるん

急に叫ぶから豆と祥生に怒られたけど
そんなん気にしてる場合やない

豆｢どうせすぐ帰ってくるんだからここて待ってなよ｣

祥｢純喜くんたまには男らしくいきな？｣

そう2人に言われてマンションのエントランスにいる

はよ帰ってこんかな、、、

ふと聞いた事ある声がすると思い顔を上げると
楽しそうな景瑚とAちゃん。

手なんて繋いで、ほんまに景瑚どういうつもりなん、、

｢景瑚、、どういう事やねん、｣

そう声をかければなぜか繋いだ手を見せつけてくる
Aちゃんも拒否しないんや、、

言いたい事だけ言って去ってったから
ちゃんと話さな、と思って部屋へ連れていく

情けないけど嫉妬してた事、
考えても世間がどう思う、とか住む世界が違うなんて
全然わからんくて、、でもわかんなくても
俺はただただAちゃんが好きやからその気持ちをぶつけた

『私も、純喜さんの事好きです』

そう言われた時は嘘かと思うくらい嬉しくて
ほんまに幸せな気分になれた。

景瑚お前ほんまにええ奴やわ、、、

俺は1人心の中で景瑚に感謝した。

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