**稽古のお願い ページ34
刀時 「あのっ....父は今出かけてて.....」
サクラ 「え!?そうなの!?あっちゃ〜.....鎹鴉で連絡したと思ったんだけど....うっかりしちゃったのかな.....」
この人....鬼殺隊なんだ....こんなにきれいでほっそりしてるのに....
刀時 「あの....朝から出かけてたので多分そろそろ帰ってくると思いますので....家の中で待っていますか?」
サクラ 「迷惑じゃないなら.....お願いします!」
俺はお茶を用意して居間に案内した
サクラ 「刀時君は1人息子なんだね?じゃあ大変でしょ?」
刀時 「はい....変に期待されてもう....」
父さんが帰ってくるまでサクラさんと話をした
若い女性と話すのは初めてかもしれない
刀時 「あの....サクラさんって今階級はどこなんですか?」
サクラ 「私はね〜甲なんだ!」
そういって手の甲をみせてくれた
刀時 「甲って.....柱の一個下じゃないですか!!」
サクラ 「うん!今柱は9人そろってるから.....空きが出たら次の柱は私にするってお館様が言ってくれたんだ!」
凄いっ....そんなのもうほぼ柱じゃないかっ....
俺は思い切ってサクラさんに言い寄った
刀時 「あのっ!オレ刀鍛冶じゃなくて鬼殺隊になりたいんですっ!!」
サクラ 「鬼殺隊に....?」
刀時 「サクラさんっ....俺も一緒に連れて行ってください!!忙しいのはわかっていますっ.....空いた時間でいいので稽古をつけてくださいっ!!」
そういって頭を下げた
サクラ 「...........」
そんな俺をサクラさんはじっと見て.....
サクラ 「刀時君は....どうしてそんなに鬼殺隊に入りたいの?」
刀時 「俺にはこの刀鍛冶の仕事を継ぐことばかり言われていた.....でも、俺はそんな地味な仕事はしたくないっ....こんな誰にでもできる仕事なんてっ....
俺はもっとお館様の為になる仕事がしたいんだっ!!だからっ....」
サクラ 「そっか.....」
サクラさんはしばらく考えた後
サクラ 「刀時君には....鬼殺隊は向いてないかな!刀鍛冶の仕事を絶対継げとは言わないけど、鬼殺隊はオススメしないかな」
刀時 「えっ......」
サクラ 「多分、刀時君が鬼殺隊に入ったらすぐに死んじゃうと思う」
そう.....ハッキリと言われた
刀時 「おっ...俺も自主ですけど鍛錬してますっ!!一度俺の....」
131人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
匿名希望 - アキオ=湊説?湊が言っていた姉と言ったら辻褄が合う、そもそもアキオは最初から存在しない人間だとわかる (5月8日 17時) (レス) id: 666874a7e4 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - サクラとシオンのことはわかりました、問題はアキオはなんなのか、スミレは触れてましたがアキオのことは一切書かれてなかった、明らかにサクラとシオンの子ではないとわかる、アキオはスミレの血の繋がってない姉弟、アキオは過去に拾われたか?それとも..... (5月5日 16時) (レス) id: d48c76afb4 (このIDを非表示/違反報告)
霖留(リント)(プロフ) - 初コメ失礼します。いつも楽しく読ませて頂いています。ちなみに千寿郎くんと炭治郎くんの郎の漢字は「朗」ではなくて「郎」だと思います。お気づきになりましたら幸いです。 (2月1日 14時) (レス) @page6 id: 0371ac6dd7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:RIDERU | 作成日時:2024年1月21日 1時