**刀時の過去 ページ33
刀時 「俺が刀鍛冶になったのも.....この猫のお面をくれたのも.....全部サクラさんのおかげなんだ」
スミレ 「その猫のお面はお母さんから貰ったの?」
刀時 「あぁ....俺はこの家のすべてが嫌だった......顔を隠すのも....刀を打つことも.....」
そういって刀時は、部屋にある仏壇を見た
刀時の.....お父さんかな.....
____________
__________
________
〜15年前〜
父 「刀時っ!!夜に里の外に出てはいけないと何度も言っているだろうっ!!」
刀時 「どうしようが俺の勝手だろっ!!」
父 「それに何故お面をかぶっていないんだっ!!新しいのちゃんと作っただろう!!」
俺はこの刀鍛冶の里が嫌いだった
里の外に出る時はいちいち許可が必要
顔は常にひょっとこのお面を被らないといけない
そして俺は父を次いで刀鍛冶にならないといけない
父は里の中でもそれなりに有名な刀鍛冶だ。だから男である俺は嫌でも期待される
父 「明日も刀を打つのもちゃんと見てるんだぞ」
刀時 「もういやだっ!!俺は刀鍛冶なんかなりたくないっ!!こんな地味な仕事も絶対に次がない!!」
父 「何言っているんだ!!お前はこの家の一人息子で....仕事を継がないと誰が刀を.....」
刀時 「俺は刀鍛冶じゃなく鬼殺隊になるんだ!!こんな裏方の仕事じゃなく、鬼の頸をザクザク斬ってお館様の役に立つんだよ!!」
父 「鬼殺隊なんて.....お前みたいなひ弱な奴が出来るワケないだろ?鬼殺隊はな、いつも死と隣り合わせなんだよ」
刀時 「うるさい!!そんなんだから母さんに捨てられるんだよっ!!」
父 「っ.....」
数年前までお母さんとも一緒に住んでいたけど....この刀鍛冶の掟や父さんの仕事一筋な所に嫌気がさして出て行ってしまった
俺もついていきたかったけど、母さんは里の外で違う男と一緒に住んでいるらしい
俺なんてお邪魔虫なだけだ
俺が母さんのことを言うと、父さんは何も言えなくなる
俺はこの里から出て、絶対に鬼殺隊になる!!
最終選別に向けて自分で鍛錬していた時.....
サクラ 「ごめんください!刀をお願いした一ノ瀬サクラです!!」
父親が珍しく里の外で買い物をしているときに、一人の女性が訪ねてきた
131人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
匿名希望 - アキオ=湊説?湊が言っていた姉と言ったら辻褄が合う、そもそもアキオは最初から存在しない人間だとわかる (5月8日 17時) (レス) id: 666874a7e4 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - サクラとシオンのことはわかりました、問題はアキオはなんなのか、スミレは触れてましたがアキオのことは一切書かれてなかった、明らかにサクラとシオンの子ではないとわかる、アキオはスミレの血の繋がってない姉弟、アキオは過去に拾われたか?それとも..... (5月5日 16時) (レス) id: d48c76afb4 (このIDを非表示/違反報告)
霖留(リント)(プロフ) - 初コメ失礼します。いつも楽しく読ませて頂いています。ちなみに千寿郎くんと炭治郎くんの郎の漢字は「朗」ではなくて「郎」だと思います。お気づきになりましたら幸いです。 (2月1日 14時) (レス) @page6 id: 0371ac6dd7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:RIDERU | 作成日時:2024年1月21日 1時