真白なプリンセス５【ツイステ】

＊＊大家族 ページ41

カリム 「アジーム家は王族じゃないから、オレは王子じゃないぜ。親戚筋には王族もいるけどな」



ルーナ 「え？アジーム家って....カリム様の名前はアルアジームなんじゃ....」



カリム 「熱砂の国の古い言葉で『アル』は『息子』を意味する。そんで、家を興した先祖の名前を家名にして.....以降生まれた男児は全員『その息子』って名乗ることがあるんだ。

オレの場合、『アジーム』がご先祖さまの名前で『アル』が息子って意味だから.....カリム・アルアジームは『アジームさん家の息子カリムくん』って意味になる」



なかなか複雑な....



ユウ 「いろいろな国出身の生徒がいるんだなあ....」



カリム 「いつか熱砂の国のオレんちにも遊びに来いよ！めいっぱいもてなすぜ！」



ルーナ 「熱砂の国....いいですね！私はまだこの学園から出たことがないので....」



この学園だけでなく、もっと外を知ったら私の記憶も思い出すのでしょうか....



カリム 「ならぜひ来てほしい！！ルーナの小麦色の肌は熱砂の国特有だからな！」



小麦色になったのはこの寮に入ったからなんですけどね....



多分本来の姿は学園内にいるときの姿だと思うのですが.....



グリム 「お城みたいな大富豪に住んでいそうなんだゾ」



カリム 「そうでもないぜ。召使いも１００人くらいしかいないし」



グリム 「１００人いれば十分すぎるんだゾ！？」



今のは....カリム様の冗談なんでしょうか？



グリム 「オレ様だって子分は２人しかいねぇのに」



ルーナ 「まぁ...グリム様、私だけでは不安でしょうか？」



グリム 「そんなことはないんだゾ！ルーナと毎日一緒に寝るときは暖かくていい心地なんだゾ！」



かっ...かわいい！！



ルーナ 「私も毎日グリム様が一緒に寝てくれるおかげでとてもよく眠れますよ」



そういってグリム様の頭を撫でた



カリム 「ルーナとグリムは姉弟みたいだな！オレも下にきょうだいが３０人以上いる大家族だからさ」



ユウ 「３０人.....」



カリム 「うーん、４０人だったかな。３０人超えたくらいから数えるのやめちまった！顔と名前はみんな覚えてるんだけど、あっはっは！」



グリム 「スケールがなにもかも庶民と違いすぎるんだゾ.....」



カリム 「ジャミルのとーちゃんとかーちゃんもオレんちの召使いで。だから、ジャミルにも小さい頃からずっとオレの世話係をしてもらってる」

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