【鬼滅の刃】鬼になんてなりたくない〜第四章〜

＊＊日の呼吸 ページ16

千寿郎は困っている炭治郎と抱き付いているスミレを見て混乱している



千寿郎 「あの....大丈夫ですか？あなた顔が真っ青ですよ....それに....」



自分に抱き付いているスミレをじっと見た



千寿郎 「この方はどうして僕に.....」



槇寿郎 「やめろ！！どうせ下らんことを言い残しているんだろう！！

たいした才能も無いのに剣士などなるからだ！！だから死ぬんだ！！

くだらない....愚かな息子だ杏寿郎は！！」



炭治郎 「......！！」



スミレ 「っ.....」



突然大声がしたと思ったら....家の門からまた煉獄さんに似ている男性が出てきた



煉獄さんの....お父さんだろうかっ....



槇寿郎 「人間の能力は生まれた時から決まってる

才能のある者は極一部。おとは有象無象...何の価値もない塵芥だ！！

杏寿郎もそうだ！！大した才能は無かった.....死ぬに決まってるだろう！！」



すると、槇寿郎は千寿郎を見た



槇寿郎 「千寿郎！！葬式は終ったんだ！！いつまでもしみったれた顔をするな！！

......小娘っ！！お前は何してるんだっ！！ウチの前でみだらな行為をするんじゃないっ！！」



(バッ！！！



槇寿郎はスミレと千寿郎を引き離した



スミレ 「.........」



槇寿郎 「っ.....！？」



槇寿郎は、スミレの顔を見た瞬間、顔を泳がせた



槇寿郎 「サクラっ....！？」



スミレ 「えっ.....」



サクラって.....スミレのお母さんの名前だ....知り合いなのか？



ていうかっ...！！



炭治郎 「あまりにもひどい言い方だ！！そんな風に言うのはやめてください！！」



槇寿郎 「なんだお前は！！出て行け！！うちの敷居を跨ぐな....」



炭治郎 「俺は鬼殺隊の.....(パリーンッ！！」



その時、煉獄さんのお父さんが酒の瓶をおとした



槇寿郎 「お前っ....そうかっ...お前っ！！」



スミレ 「......！！」



槇寿郎 「”日の呼吸”の使い手だな？そうだろう！！」



炭治郎 「”日の呼吸”？何のことですか？」



(ドカッ！！！



その時、槇寿郎が炭治郎を地面に押さえつけた



速い！！素人の動きじゃないぞ....！！



スミレ 「炭治郎っ！！」



千寿郎 「父上！！やめてください！！その人の顔を見てください！！具合が悪いんですよ！！」



槇寿郎 「うるさい黙れ！！」

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