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**優しい音 ページ20

善逸の手には血がべったりと付いていた




正一 「はい.....」




猪 「猪突猛進!猪突猛進!!アハハハハハ!!鬼の気配がするぜ!!」




すると突然、屋敷の中からあの猪が出てきた



善逸 「あっ!あいつ.....今声聞いてわかった。6人目の合格者......最終選別の時に誰よりも早く入山して誰よりも早く下山したヤツだ!!せっかち野郎!!」




猪 「っ.....!!見つけたぞオオオ!!」




猪は炭治郎が大事にしている箱を見つけて、斬りかかろうとした





善逸 「やめろーーーーーーーー!!」




それを善逸が箱を守るように立ちはだかった




善逸 「この箱に手出しはさせない!!炭治郎の大事なものだ!!」




猪 「オイオイオイ何言ってんだ!その中には鬼がいるぞォ、わからねぇのか?」




善逸 「そんなことは最初っからわかってる!!」




鬼をつれているのはわかってた




”鬼の音”は”人間の音”と全く違うから




でも......炭治郎とスミレちゃんからは泣きたくなるような優しい音がする.....



今まで聞いたことないくらい....優しい音だ




生き物からはとにかく音がしている......たくさんの音が零れ出している



呼吸音、心音、血の巡る音......其れを注意深く聞くと相手が何を考えているかもわかった





でも俺は人に良く騙された.....俺は自分が.....信じたいと思う人をいつも信じた




鬼殺隊でありながら鬼を連れてる炭治郎.....そして鬼を連れていることを知っているスミレちゃん.....



でもそこには必ず事情があるはずだ




それは俺が納得できる事情だって信じてる



善逸 「俺が......俺が......直接炭治郎に話を聞く。だからお前は......引っ込んでろ!!」



そしてスミレちゃん......




キミには微かだけど.....鬼の音がする.....




そして.....何かから常に怯えている音も...




__________________



スミレside




猪 「威勢のいいこと言ったくせに刀も抜かねえこの愚図が!!同じ鬼殺隊なら戦ってみせろ!(ドカッ!!」




炭 「......!!!」




さっきの猪はそう言いながら善逸を何でも蹴っている




善逸っ.....あんなに血だらけになるまで禰豆子のことを守ってくれたのっ....?




猪 「お前ごと箱を串刺しにしてやる!!」



炭 「やめろ!!!」

**頭突き→←**大事なもの



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ゆいK - すごいおもしろすぎ!!!!!早く続きがよみたい! (2022年4月23日 7時) (レス) @page50 id: 7133b539d0 (このIDを非表示/違反報告)
りんごうまし。 - この作品面白いです!!更新頑張ってください!!続き楽しみにしてます!!(≧▽≦) (2022年2月17日 9時) (レス) @page40 id: f6a2772ec5 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 更新頑張ってください(*^ω^*) (2021年12月12日 22時) (レス) @page28 id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RIDERU | 作成日時:2021年7月17日 18時

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