【鬼滅の刃】鬼になんてなりたくない

＊＊桜 ページ48

けど、次の瞬間.....




炭 「弐ノ型・改 横水車！！」




矢 「ぐはっ....！！？」




その隙を狙って、炭治郎が鬼の首を斬った




炭 「スミレっ！！！無事か！？」




スミレ 「大丈夫！！炭治郎こそっ.....骨折れてるよねっ....」




私は急いで炭治郎のもとまで駆け寄った




そして炭治郎を支えるように立ち上がった




あの矢印の鬼はもう灰になるはず.....あとは禰豆子たちのもとへ行けば.....




矢 「おのれおのれおのれっ！！！お前の頸と身柄を持ち帰ればあの御方に認めていただけたのに！！！」




矢印の鬼は灰になりながらも私たちに暴言を吐いていた




あの御方って鬼舞辻だよね....




矢 「許さぬ許さぬ許さぬ許さぬっ！！！汚い土の俺の顔をつけおって！！！どうせ死ぬんじゃ！！お前達も道連れじゃっ！！！」




炭・スミレ 「「っ....！？」」




鬼がそう叫んだ瞬間、私たち二人の体から矢印が浮き出ていた




(グンッ！！！



炭 「スミレっ！！俺に捕まっていてくれっ！！！」




スミレ 「炭治郎っ！！！」




炭治郎は私の腰に手をまわして、離れないようにした




私と炭治郎は強い力で壁に吸い寄せられた




炭 「っ.....！！」




このままじゃ私も炭治郎もぐちゃぐちゃにっ！！




炭 「肆ノ型 打ち潮！！！」



炭治郎が呼吸で何とか体当たりするのを防いでくれている




炭 「水車！！滝壺！！雫波紋突き！！水面斬り！！」




炭治郎のおかげでギリギリで体当たりを交わしているけど、このままじゃ炭治郎の体力が持たないっ！！！




私もっ.....私も何とかしないとっ！！！




スミレ 「桜ノ呼吸.....」




炭 「っ......！！！」




スミレ 「桜ノ呼吸 壱ノ型！！！桜並木！！！」




(ボフンッ......




私たちが地面に叩きつかれる寸前.....サクラの花びらのベットのようなものが現れ.....それがクッションになるように私たちを包んだ




炭 「スミレ.....今のは....スミレは涙の呼吸の使い手じゃ....」




スミレ 「そう.....でも私の師範である小春さんが教えてくれたの。もし高い崖などに落ちても受け身を取れる技を習得するように......でも....」




(ガクッ.....




ダメだ.....やっぱり力が入らないっ.....




スミレ 「桜ノ呼吸はあんまり私に合ってないみたいで......この技しか使えないし....使っちゃうと疲労が一気にくる」

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