V系都市伝説短編集

＊＊理想人形 ページ23

〜体育館〜




A 「.........」




体育館には、たくさんの女子生徒、中には男子生徒も交じってステージの方を見ていた



ステージにはマイク、ギター、ベース、ドラムなどがおいてある




私は体育館の後ろの方でその様子を見ていた




女子１ 「月一度の楽しみといったらこれだよね！！あんた誰が好きだっけ？」



女子２ 「もちろん眞弥くんでしょ！！」



女子１ 「やっぱり！？一番人気だもんね！でも私は....」




体育館にいる女子たちはこの話で話題だった




この学校では月一度に体育館で軽音部がバンド演奏をしている



何組かは演奏しているけど、中でも一番人気なバンドは......





眞弥 「俺たちが己龍だっ！！！」




女子 「きゃああああああああああ///っ！！！」




黒崎眞弥、酒井参輝、九条武政、一色日和、遠海准司で結成されている己龍



演奏しているバンドの中では一番できがよく、全員イケメン



何と言ってもボーカルの眞弥の美声も人気なのだ




けど.....




女子１ 「でも、眞弥君って彼女いるらしいよ」



女子２ 「えー！？嘘っ！！誰よっ！！」



女子１ 「えーっと.....ほら、あの子だよ」




女子たちは私を指差した




A 「.........」




女子２ 「えー....なんか意外.....なんかクラスの中じゃ可愛い方だけど....なんかね....」



女子１ 「眞弥君ならもっと美人な人かと思ったよねｗｗｗ」




そう厭味ったらしく言われた




まぁこんなに言われるのはもう慣れたけど......




A 「あ！眞弥お疲れ様！」




眞弥 「おー....サンキュ」



眞弥たちが演奏を終えて、体育館の端の方まで来た




武政 「Aちゃーん！九条さんにもジュース頂戴！」




A 「はいはい.....」




軽音部のマネージャーではないけど、この5人と仲がいいので、よくこういった手伝いをしている




参輝 「眞弥、この後ことなんだけど......この前紹介された人が都合いいみたいだから全員で行くぞ」




眞弥 「あぁ....わかった」




A 「えっ！？ちょっと眞弥！！今日は私と遊びに行くって約束したじゃん！！」




眞弥 「あ！そうだったっけ.....」




そうだったっけって.....




日和 「あー...ごめんねAちゃん.....これから僕たち....」

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