鬼〜３〜【レジレコ】

＊＊いじめ ページ34

りか 「女子のグループって.....男の人が思っている以上にめんどくさいんですよ....」






メイ 「あー.....」





俺の学生時代もそれでよくもめてた子がいたな......






りか 「私.....そのグループにいるのが疲れちゃって......正直に言っちゃったんですよ......『疲れた』って....」






メイ 「それで.....どうなったの？」






りか 「当然.......次の日から今まで仲良かった子から無視.....いや、陰口を言われるようになったんです」






怖......それだけで今まで仲良かった子たちからそんなことされるんだ






りか 「その時はこれでいいと思ってました.....受験も近くなるし.....休み時間も本を読んだり勉強したりすればいいし.....でも....」






メイ 「でも？」







りか 「私......もともとからかわれやすい体質って言うんですかね？一人になった私を男子たちがちょっかい出してきて......」






あー.....お調子者的な奴か






りか 「最初はよかったんです......適当に流してたんですけど.....だんだんそれがエスカレートしていって.....」






メイ 「いじめになったのか......」







いじめている本人って、「いじめをしているつもりはなかった」とか言うんだよね？





本人たちはちょっとからかっただけで、気が付いたらエスカレートしたって






りか 「その時の先生もまだ新任だったから、全然だめでっ......親にも心配かけたくなかったから......死のうと思った.....」






メイ 「........」





りか 「でも......そんなときの彼のバンドを知ったんです」






彼女は涙をこらえるように話を続けた






りか 「彼は私と違って輝いていてっ.....とっても素敵だったんですっ......彼らを見ていたい.......そう思って.....生きることにしたんです」






メイ 「.........」






りか 「あっ....ごめんなさいっ！！こんなところでこんな重い話をしちゃって！！」






メイ 「いや、大丈夫......」






春 『いつだって愛に行くよ！』





準々 『メイくん好きー♥』





ミズキ 『ファイヤー！』






緩菜 『おっさん言うな！』







メイ 「.........」





何で.....屋敷にいたときは....こんな気持ちは一切なかったのに.....





俺ってもしかして.....

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