鬼〜３〜【レジレコ】

＊＊アイシテル ページ31

メイ 「彼女を一人残したままだと心配何で！」





オーナー 「まぁそうかい.....それでも売り上げ一位だもんな....ホントメイ君はすごいね？」





メイ 「いえいえ！」






そう言って、俺は夜の世界から......自分の家に帰った






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




〜家〜




メイ 「ただいま......」





家に帰ってきても、返事はない






誰もいないわけではない.....部屋の電気は付いていて、テレビの音も聞こえる






メイ 「A、ただいま」






A 「............」





Aは全く俺に見向きもせず、テレビを直視している






ベットに座りながら....ずっと.....






まるで俺が見えていないかのように.....





テレビ 『あの事件から5年がたちました。いまだに行方不明になっている男性と女性が見つかっておらず、警察は男性の犯行だとみて犯人を捜しておりまず』






(ブチッ.....





あの時のニュースが流れていたので、俺はテレビを消した






メイ 「A、お帰りなさいは？」






A 「.........」






メイ 「今日もずっとテレビを見ていたの？」






A 「............」






メイ 「ご飯.....ちゃんと食べてくれたんだね？」






A 「......」






何度呼びかけても.....Aからの返事はない






テレビはもうついてないのに.......テレビの方をじっと見ている






最初はAも俺の呼びかけには答えてくれた.....






まぁ.....ここから出してとか、そんなことしか言わなかったけど......





3年くらいしたら......俺とは目を合わさず.......問いかけにも答えなくなった






(ジャラッ.....






メイ 「あ.....足、少し腫れちゃってるね.....もう少し緩めた方がいいのかな.....」







Aの足にはベットにつながれた鎖.....






玄関以外の場所には行けるような長さにはしてある






A 「...........」





多分.....今のAはたとえ鎖を外しても逃げないだろう......






でもやっぱり無理......Aを手放すなんてもう.....







メイ 「Aっ......」





そのまま俺はAをベットに押し倒した






メイ 「愛してるよ......」






そしてAを優しく抱く.....






それが毎日の日課だ...

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