鬼〜３〜【レジレコ】

＊＊気づかない？ ページ24

ハク 『レジレコのメンバーと......現世のAを見張るんだ.....』





ハク 「見張る......」






ハク 『お前なら分かるはずだ......』






そう言うと前世の俺は消えて行った







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ハク 「前世の俺に言われた通り、俺はあんたたちの様子を見ていたんだ」






A 「そうだったんだ......」






ハク 「最初は全員を殺した犯人のメイ君を注意深く見ていたけど、何もない......俺のよく知っているメイ君だった、もちろんAも」






皆......前世での記憶何てないもん







ハク 「全員怪しいやつなんていなかった........ただ1人を除いてな....」






ただ1人って.....






A 「準ちゃんの事........？」







ハク 「あぁ.....一見何も変わったことないように見えるけど......なんかあいつだけおかしいんだよ」







おかしい.....？







ハク 「レジレコといるとき......笑っているけど......目は死んでると同じように冷めきっていた.......でも、Aを見るときだけは.....少し生きているようには見えたけどな」






ハクさんそんなことまで気づいていたの......？







私はずっと一緒にいたのに気づかなかった.......





ハク 「おまけに、Aがほかのメンバーと話しているとき、準々目はすごくこわかったぞ」






それも気づかなかった......






ハク 「だから何かしでかすならあいつで決まりだと思ったんだ、話を聞こうとしたが.......その前にあんたたちが倒れたんだよ」






そっか......だからあの時ハクさん.....






ハク 『気づいてないの.....？』






ハク 「Aは鈍感すぎる」






A 「ごっ...ゴメンっ......」





ハク 「まぁ、俺がここに来れたのは運がよかった、ためしにやってみるもんだな....」






A 「え......？」







ハク 「いや、なんでもない。それよりもAはここから出た方がいい」






A 「うん.......でも出る方法が.....」







私がメンバーを殺すこと.....






準ちゃんやメイ君が出ても......最終的に私が残ってしまう.....






ハク 「ある......Aが夢から覚める方法が」






A 「えっ！？」





ハク 「Aが夢から覚めれば、メイ君も準々も夢から覚める」

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