命に代えても......【最終章】

＊＊胸騒ぎ ページ9

兵たちがもう私のことを探しているっ.....





この様子じゃ正面門も封鎖されてるだろうな......





どこか地下か裏口があればっ.....






(クラッ.....！！






A 「っ......」





肩を短剣で刺してしまったせいで軽く貧血もおこっているみたいだ






やはり刺したのは間違いだったか.....？でも.....絶対気絶してた





兵１ 「おいっ！！これは何だっ！？」






兵２ 「血の跡だな......確か光秀様は女は肩を負傷しているって言ってたぞ」






兵３ 「なら近くにいるはずだっ！！探せっ！！」





まずいっ.....このままじゃっ.....






でもこれ以上早く歩けないっ....






A 「っ......」






(ドサッ.....





貧血と、睡眠薬でとうとう私は歩けなくなり、その場に倒れてしまった





こんなところで倒れている暇はないっ.....早くいかないと......






豊の所へ行かないとっ......






兵１ 「おいっ！！あっちの方で何か物音がしたぞ！！」





兵２ 「行ってみるぞっ！！」





兵がこっちへ近づいてくる音が聞こえる






もう......これまでなのか......？






...







.









.








.








.







.









.




ハク 「..........」





A 「おっ....お前は.....」






ハク 「じっとしてろ.....」




そう言って私に手を伸ばしてきた......






もうっ.....これまでかっ.....







＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




豊side





豊 「っ.......」





研二 「A遅いなっ......」






淳 「きっと話が長引いてるんだよ......そのうち戻ってくるよ」






嫌な予感がする.....





この胸騒ぎは何度か経験したことがある......





でも.....






豊 「俺はここで待ってるぞ.......A.....」





お前はきっと......無事に戻ってくる.....






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Aside





ハク 「遠回りにはなるが.....ここまで兵が探しに来ることはないだろう......」





ハクは私を裏口の出口まで案内した





A 「..........」





あの後.....私はハクに睡眠薬の解毒薬と傷の手当てをしてもらった





あの時ハクが来なければ私は......





A 「何で......私を助けるんだ....？お前はもう翔の....」

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