命に代えても......【最終章】

＊＊わがまま ページ7

翔 「どうしてA！？僕たちは.....兄妹じゃないかっ！！」






A 「お前が......私たちの両親を殺した時点でもう......兄妹の縁を切ったようなものだ！！」





翔 「そんなっ.....」





A 「最初っから答えは決まっていたんだ......お前は間違ったことをしている.....私はそんなお前の味方にはなれない！」





翔 「っ........」






翔は何も言えず、私を見つめていた





私の答えに.....驚いたのだろうか






翔 「僕が間違ってる....？そんなのありえないっ......みんなあいつらがいけないんだよっ.....あいつらが僕とAを引き離そうとするからっ！！」





A 「翔っ！！」





翔 「Aだけはっ......僕の味方になってくれるって信じていたのに......何で.....なんでなんだよぉおおおおおおおおおおおおおっ！！！！」







(ボウッ！！！






A 「っ......！？」






急に周りが炎に包まれた






外へ出るためのふすまにも.....






これがっ......翔の文字者の力か！？





何て力だっ......もしかしたら私以上......





(バッ！！





A 「うっ......！！」






翔は私を床に押し倒した






翔 「何でわかってくれないんだっ.....Aっ.....全部全部っ.....Aと一緒にいるためにやったことなのにっ......」






A 「っ.......それはお前のわがままだっ！！私たちは兄妹でも.....いずれ離れなくてはいけない時期が来るんだっ！！」





翔 「それでも僕は嫌だっ！！！一人になんかなりたくないっ！！Aとずっと一緒にいたいんだっ！！」






A 「っ......」






もうだめだ......





今の翔には何を言っても聞かないだろう....





これでよくわかった.......






.






.







.







.








.







.








.








.









.






私と翔はもう....前のような兄妹には戻れないと.....






A 「私も殺すのか.....」





翔 「.........」





A 「父上と母上.....そして一聖のように私も殺すのか......？」






翔 「Aは殺さないよ......絶対に.....でも.....」





翔は手元にあるお茶を取って






翔 「.........」





自分の口の中に入れて......






A 「んっ.....！？」







私に強引に口づけした






口の中に......翔が含んだお茶が入ってくる

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