僕らの関係【金爆】

＊＊悪くない ページ25

僕は不意に手に持っていた鏡を喜矢武さんの方へ向けた






ちょっと脅かすつもりだった......






足を少しもたつかせて驚かせるつもりだった......





それなのに......








豊 「うっ.....！！！」






淳 「っ......！！？」







喜矢武さんはこっちを向くと.......当然まぶしいようで驚いて........







(ズルッ！！






そのまま足を滑らせて......







豊 「うわぁああああああああっ！！！！」







そのまま......屋上から落ちた.......








＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿





〜戻ります〜






淳 「怖かった......僕が.......僕が喜矢武さんを屋上から突き落としたんだっ！！！」






やっぱり.......僕の思っていた通りだった







淳 「もうだめだっ......何もかもうまくいかないっ......僕なんて生きている意味ないよ......」








研二 「っ......！？」







淳君はそのまま走って、フェンスを乗り越えた







翔 「淳君っ！！！」








淳 「さようならっ......」







そう言って準君は身を乗り出した.......









.







.







.







.







.









.








.





A 「だめっ！！！」







淳 「っ......！？」







Aがギリギリで淳君の腕を掴んだ








A 「あなたは悪くないっ......あなたのせいじゃないっ！！」







淳 「えっ......」







A 「ごめんなさいっ......私がもっとあなたの気持ちを理解すべきだった.....そうすればあなたは苦しまずに済んだのに.......」







淳 「っ........」







A 「だからお願いっ......生きることをあきらめないでっ......」








淳 「Aちゃん.......」








Aの手が震えてきた







女子生徒１人が男子生徒を支えているのには限界がある







翔 「研二っ！！」







研二 「おっ....おうっ！！」






僕と研二で急いで淳君を引き上げた







淳 「ごめんなさいっ.......ごめんなさいっ！！！」







その後、淳君は泣きじゃくった......







Ruuuuu！！







その時、僕のケータイに電話がかかってきた







翔 「もしもし？」







病院からの電話だった








翔 「えっ！？本当ですか！？」







A 「翔...？」






翔 「豊が.....豊が目を覚ましたんだ！！」

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