僕らの関係【金爆】

＊＊不可解 ページ14

淳 「っ.......」







淳君はうつむいて僕を見ようとしない








翔 「淳君.......だよね？この前の屋上から転落した生徒......僕の友達で......何か知っていることがあったら話してほしいんだけど.......」







淳 「しっ....知らないっ.....」







翔 「ホントに......？」







淳 「ぼっ...僕は......その時部室にいたんだっ......中庭なんかに行ってもいないよっ.....」







そうは言っているけど.......何やら焦っている様子だった







淳 「そもそも......どうしてそんなこと僕に言うの？」








翔 「え.......」








淳 「僕と君は今初めて話た。もちろん喜矢武さんとも話したことはそんなにない、仲良くもない、それなのにどうして僕に急にそんなこと言うの？」







翔 「そっ...それは......」








この前中庭で喜矢武さんを睨んでいたし.......







なんか.......ずっとAのことを見ている気がするし......







でも.....そんなこと言えない......








淳 「僕忙しいから、これ以上変なこと言わないで」






そう言うと淳君は行ってしまった








翔 「っ.........」








証拠もないし、僕は淳君が不可解な行動を見たわけじゃない







でも.......やっぱり淳君は何か隠してる.......








A 「翔っ！！」








翔 「......！！A.....」






遠くからAが走ってきた







A 「翔、今淳君と話してたよね？」








翔 「うん.....そうだけど......」








A......見てたの？







A 「翔......淳君にはかかわらない方がいいよ.....」







翔 「え.....？なんで？」








A 「...........ほら、ちょっと変わった人だから」








翔 「そうなんだ......でも、僕はどうしても豊を突き落とした犯人を見つけたいんだ」








A 「え......？突き落とした......？」








翔 「まだ明確な証拠はないんだけど.......やっぱり豊は自分から飛び降りたとは思えない」









Aもそう思って言うはず








A 「確かに、豊は進路も決まっていてほぼ合格確定だった。そんな豊が自 殺するわけないよね？両親のことも、豊自身はあんまり気にしてなかったし」








翔 「僕はあきらめない、たとえ警察が自 殺だと言っても........」

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