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**歩夢君 ページ45

男の子は部屋の隅で体育座りをしていた







そう言えばあの子......昼間も1人で本を読んでいたな......






A 「ねぇ.....君はみんなと遊ばないの?」






男の子 「..........」







A 「お名前は何ていうのかな?」







男の子 「...........」







私が話しかけても、男の子は何も答えてくれなかった







すると、私は男の子がつけている名札を見た







A 「歩夢君って言うんだね?いいお名前だね?」







歩夢 「お母さんとお父さんがつけてくれたんだ.......」






男の子はやっと私の問いかけに答えてくれた







A 「そうなんだ!いいお名前だね?」







歩夢 「でも.....お父さんとお母さんはいなくなっちゃった.......死んじゃったんだ.....」







死んだ......?






だからこの子.....ここに......







A 「そっか......」





なんだか......私と同じだな......






歩夢 「何で僕だけ生き残っちゃったんだっ......」






(ガタガタっ!!






A 「........!!」






その時、窓ガラスやドアが揺れ始めた







地震などではない、まさかこの子が......






歩夢 「僕を1人にしないでっ!!!僕も連れてってよっ!!!」







(ドサドサッ!!







(ガタガタっ!!







子供 「キャーッ!!!」






子供 「怖いよっ!!!」








歩夢君の能力で、窓ががたがたゆれたり、本が落ちてきたりして子供たちは怖がっている








翔 「Aっ!!!」







A 「こっちに来ちゃダメっ!!翔はその子たちを守ってっ!!」







翔 「でもっ!!」







A 「ここは私が何とかするからっ!!」






私はゆっくり歩夢君に近づいた







歩夢 「うわあああああああああっ!!!」







歩夢君は泣いている







A 『お願い歩夢君!ちょっと落ち着こう?』







歩夢 「うわああああああああああっ!!!」






自分の誘惑の能力を使ってみたけど、歩夢君は泣いていて、こっちを見ようともしない







どうしよう.....このままじゃほかの子供たちが怪我しちゃうっ!!








美沙 『うわあああああああん!!お父さん!!お母さん!!」








A 『.........』







私は不意に昔の記憶を思い出した






お父さんとお母さんが事故で亡くなった直後の記憶......

**1人じゃない→←**居残り



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匿名希望 - 主人公とキリちゃん、どうなるの! (2017年8月10日 22時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 歩夢くん、どうしちゃったんだろうゼ膺邑も痛い悲しい過去までも思い出しちゃったみたい! (2017年8月1日 23時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 続き待ってます。 (2017年7月29日 23時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - ようやく更新再開です。 (2017年7月8日 23時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - この先、どうなるか…。 (2017年5月17日 22時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RIDERU | 作成日時:2016年10月28日 23時

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