人狼の遊び２【レジレコ】

＊＊いっしょに ページ14

一樹さんは私の隣に座った







一樹 「A.......今から変なこと言っていい.....？」









A 「え.......？」









変なこと......？








一樹 「ここから逃げない......？」









A 「逃げるって......１秒でも早くここから逃げたいよ、でも.....無理だよ、出口は全部ふさがれているし.....窓も.....」









それに......死んでしまったメンバーもいるし.....









一樹 「違うよ.....２人で.....逃げるんだよ......」








A 「２人で.....？」









まさか一樹さん.......みんなを置いて私と２人で！？









A 「そんなの無理だよ！！できないよっ！！」








一樹 「でもこのままじゃ死んじゃう......今ならまだ逃げられる、助けを呼べる」









A 「その前に.....出口なんて.....」








一樹 「あるよ」









A 「え......？」







一樹 「見つけたんだよ、出口を」








出口を見つけたっ！？







A 「どこにっ！？どこに出口があるのっ！？」








私は思わず立ち上がった








出口があるんなら......みんな助かる！！









一樹 「今は言えない」








A 「どうして！？みんな助かるかもしれないんだよ！？」








それなのにどうしてっ！？








一樹 「知っているでしょ？あの中に人狼がいるんだよ？もしこんなことをみんなに行ったら、人狼はきっとなんだかの行動で出口をふさぐはず.....」









A 「........！！」








一樹さんの言うとおりだ......








誰が人狼かわからないのに.....そんな状況なのに......









一樹 「Aだけは信じられる......だから.....俺と一緒にここから出てほしい.....」









A 「っ.....！」









一樹さんと一緒に.....ここを.....









一樹さんとここを出たら......私は助かる.....でも......ほかのみんなは？









もしかしたら私たちが助けを呼んでいる間にみんな死んでしまっているかもしれない.....








人狼の手によって.....








一樹 「A.......」








私は......

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