鬼【レジレコ】

＊＊痛いのは ページ45

燕 「ねぇ....知ってる？」







A 「え.....？」





(ダンッ！！





燕さんが壁に手をついた






燕 「僕がAに噛みつけば......Aは僕らと同じ......鬼になっちゃうんだよ？」







A 「っ......」







いやだっ......鬼になんかなりたくないっ！！





燕 「でもさ.....キスしたら......どうなんだろね？」






A 「っ.......！？」





燕 「キスしても......Aは鬼になっちゃうのかな......？」






まっ....まさかっ.....






燕 「試してみようか....？A......」






A 「いやだっ.....！！やめてよっ！！」






燕 「そんなに嫌がらないでよっ.....」






(グイッ！





私の顎を掴んで.......







A 「んっ......！！！」





塞がれる唇






A 「やっ...やめっ....んっ.....」





抵抗しても.......力が強くて動けない.......







(バッ！！







A 「ケホッ！！ケホッ！！」






やっと離れてくれた......






燕 「........ダメだね、鬼にならない」






自分の髪を見てみると、白色にはなっていないし、誰かを捕まえたいと思う気持ちもない






宗弥さんの時はとっくに鬼になっていた







キスじゃ......鬼にならないってこと......？







燕 「しょうがない、ちょっと痛いけど我慢してね？」







(グイッ！！





再び燕君が私の顎を掴んで







(グイッ







横を向かせた........首元がよく見えるように......







まさかっ.......






A 「やめてよっ......！！」







燕 「大丈夫......痛いのは一瞬だから........」







そう言って顔を近づけてくる........






嫌だっ.....誰かっ.....助けてっ.....！！！








(ガブッ！！！






.








.









.







.







.








.







.








.








.





A 「え......」







痛く.....ない.....？






恐る恐る目を開けてみると.........






ミケ 「っ........」







A 「っ......！？ミケ君！？」







ミケ君は.......自分の腕を......燕さんの口の中に入れていた......







ミケ君の腕からは.......血が流れ出ていた






(ガンッ！！







燕 「うっ......！！」






ミケ君は燕君の後頭部を殴って気絶させた

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