鬼【レジレコ】

＊＊怖い ページ33

宗弥 「初めて来た場所なのに.......なぜか見覚えがある」






この感じ......なんだろう......






それに.......このお屋敷は血生繰りしい.......








まるで.....この屋敷で何人かが殺されたような......








(ダダダダッ！！！








その時、近くから走ってくる音が聞こえた







まさか.......鬼.......？







そう思っても動くことができず.......








(ドシンッ！！！








何かとぶつかってしまった








春 「イタタッ........」








宗弥 「春さん！！」








ぶつかってきたのは春さんだった







春 「そーやっ！！！よかった〜やっと誰かに会うことができたっ！！」








宗弥 「え？春さん１人だったんですか？俺はてっきりミズキとかと一緒にいるのかと.......」








春 「みーくんにはいつも頼りっぱなしだし......準ちゃんはいつの間にかいなくなっていたから.......」








春さんすごく焦っていた.......よほど怖いことが......？









宗弥 「春さん、もしかして鬼に追いかけられていたんですか？」








春 「え？違うよ」







宗弥 「じゃあどうして走っていたんですか？」









春 「えっと.....その.......」






春さんは言いにくそうに.......








春 「メイ君から逃げてたって言うか.......」







宗弥 「メイさんから.......？」







どうしてメイさんから？







メイさんの捕獲メールは来ていないから、メイさんは鬼ではない








宗弥 「メイさんに何かされたんですか？」








春 「そう言うわけじゃないんだけど.......」








宗弥 「じゃあどうして.......？」








春 「........急にメイ君が怖くなったんだ」







怖くなった？








春 「前までは全然平気だったのに........なぜかこの屋敷に来てから.....メイ君が怖くて......」








宗弥 「いったい......どうゆうことなんでしょう......？」








春さんとメイさんは同じバンド、それなのに春さんはどうしてメイさんを怖がっているんでしょうか？








宗弥 「春さん、よかったら俺と一緒に来ます？俺ちょっとこの屋敷についていろいろ調べているんで」







春 「いいの？」









宗弥 「はい、せっかくこの広いお屋敷の中で会えましたし」

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