君と見る海【金爆】

＊＊誰か・・・ ページ32

Aside







A 「...ん」








目が覚めるとすぐに、きれいな天井が見えた








A 「あれ...？私...」








？？ 「やっと気が付いた？」








A 「....！！」








ドアの方にはきれいな女性がいた








A 「あ...あなたは...」








ヨウ 「久しぶりね、お姫様。サム様と婚約を申し込みに来た以来かしら？」








私は依然、この人に会ったことがある



　





サム様が私に婚約を申し込みに来た日に、一緒についてた人








A 「ここは...どこですか！？」








ヨウ 「まだ島よ。まぁ明日の朝いちばんの船に乗ってイシュタル王国に戻るけどね。それまでおとなしくここにいてもらうわよ」








A 「そ...そんな！！」








金爆の皆さんの言うとおり...みなさんと行動してればよかった...








この人はきっと...私を見張っていたんですよね？








ヨウ 「...何が不安なの？サム様は国一番の面積を持つ島の王子になのよ？権力を持って、おまけに島中の女が虜になるほどの美少年なのに...あなたは何が不安なの？」








A 「...あの人は...私を愛していません！！」








ヨウ 「何言っているの？サム様はちゃんとあなたを愛してるわ？愛しているからこんなに追いかけてるのよ？」








違う...私にはわかる...あの人の目的は私と結婚することじゃない...







私の...








ヨウ 「...まぁいいわ。明日にはこの島を出るから誰も助けには来ないわよ？もちろんあのイケメンな海賊さんたちもね」








A 「...！？それって...金爆の皆さんのことですか！？」








ヨウ 「ええ。無駄な抵抗はあきらめて、おとなしくサム様と結婚することね」







　 バタンっ ガチャリ








ヨウさんはそう言い残し、鍵を閉めて部屋を出た








私は窓の方へ行ってみた







A 「...高い...しかも下はコンクリート...おちたら間違いなく死んじゃいますよね...」








私は再びベットに戻り、座った







A 「誰か...助けて...」

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