sweet day (ページ2)

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「ねぇ、今度さディズニーランドいくの。」

気持ちい感覚に支配されていると

私の言葉にピタッと動きが止まる

「誰と」

って聞いてくるのはいつものことで

「お友だち」

わざとやんわりとした表現を使う

「男じゃないよね」

大きなその瞳がしっかりと私を捉えて

吸い込まれそうになるほど強い目力に惹きつけられる

「ん～っ…」

何も言わずぷっくりとしたその唇に吸い付こうとするけど

両手をシーツに縫い付けられて

翔くんの顔が真上になる

「かっちょいい…しょくん。」

ふにゃんて笑うと呆れたのか

「お前なぁ…」

何かを言いかけたその唇は

はぁ…ってため息をついて両手にこめる力が緩くなっていく

「俺が心配性なの知ってわざとやってんだろ」

甘くて猫撫で声の彼は怒る気なんてなくて

「親友の美香とだよ」

今度は素直になった

「楽しんどいで」

横に翔くんの肘が降りてきて

綺麗なはっきりした顔立ちが近くなる

「ありがとうっ」

そう言いながら唇をウの字に尖らすと

零れおちそうな瞳が距離を縮めて

その瞬間柔らかいものが隙間を埋める

「なんか前より筋肉ついてる」

背中に手を回しながら彼の１つ１つを確認してくように手を滑らす

「筋トレ頑張ってるからね」

唇が喉元へと移動していって左手で首の後ろを
円を描くように撫でられる

そのまま顔が近づいてきたと思えば

耳たぶを甘噛みされて

私の好きなとこ全部知ってるの

「えらいねぇ、しょくん。」

小さい子をあやすみたいに頭をポンポンすれば

「ふは…俺何歳だよ」

眉を八の字にして吹き出すから

「37さい」

冗談で放った言葉が

思いの外現実味を帯びてたから

思わず2人で声だして笑った

「その37歳をどうして好きになったんですか」

生徒が先生に聞くみたいな話し口調になる

「ん～…えっちがうまいところ。」

なんて言うと素っ頓狂な顔をするからちょっと恥ずかしくなる

「お前ってバカなの？あほなの？」

バカだよ

あほだよ

翔くんのそんな顔するところも

全部ぜーんぶ大好きなんだ

そんなことを思いながら彼の顔を見つめていると

「なに、どうした？」

優しいく笑う顔がみえたから

「そういうところ。」

相手の顔を引き寄せて甘ったるいキスをした。

end...