俺のせいだ....。 part２

. ページ43

【廉】


最初に紫耀の書いたノートを読んで最初に感じたことは俺と思ってることが一緒だということだった。


廉「なあ紫耀....俺の日記、見てみるか？」



紫耀「日記....？」



廉「そう。実はそのノート、俺が病気になってから書き始めた日記帳なんや。」



紫耀「見てもいいの？」



廉「ええで。」



紫耀が俺の日記を見ている間はずっと紫耀のことを考えていた。




....ずっと紫耀に憧れてた。



強くて人のことを守れる人間だと思ってた。



でも違った。



紫耀は弱かった。



俺と同じようにか弱い人間だった。



....でもその分、優しい。



人間って所詮はこんなものなのかな？



俺が今まで見ていた紫耀は“表”の紫耀だった。




だから俺は今まで弱い紫耀、つまり”裏“の紫耀というものを見たことがなかった。




でも今日、会って変わった。



“裏”の紫耀を見てからは俺が紫耀をまもらなアカンなって思えるようになった。




これからも紫耀のことを支えていかなきゃな。



....まぁ、俺も紫耀に助けてもらう時もあるんだろうけど。



その時はお互い様ってことで！

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す