男装して悪女を地獄に落とす【鬼滅の刃】

不法侵入 ページ20

伊之助「んだよ、鬼クソ弱ぇーじゃねぇか！」

炭治郎「怪我がなくて良かったぞ」

鬼がそこまで強くなかったから、任務も時間がかからなかった。

ところで…善逸はまだ起きないのか？

善逸「はぁ"ッはぁ！何？！何があったの？！
なんで俺刀持ってんの？！」

…まあ…ちょっとうるさいけど大丈夫そうで安心した。


あ、そうだ

炭治郎「禰豆子、箱に入るか？疲れただろう？」

禰豆子「ムームー」

首を降っているから、入らなくて平気そうだ

炭治郎「分かった､じゃあ兄ちゃんと一緒に行こうな」

俺は禰豆子の手を繋いだ。

すると、

善逸「あ───！ずるい！！俺も禰豆子ちゃんと手ぇ繋ぎたいぃい」

伊之助「うるせぇよ弱味噌！」

善逸「お前に言われたくないわ！猪には分からないのだろうなッこの気持ちが」

炭治郎「…善逸、気持ち悪いぞ」

そして うるさい

騒ぐ善逸を宥めながら俺達は歩き出した。


＿＿＿＿＿＿
＿＿＿

善逸「あーぁ、可愛い女の子とか居ないかなぁ」

…善逸がまだうるさい。

炭治郎「善逸、いくら任務だとはいえ、まだ夜だ。近くに人が居たら迷惑がかかるだろう？」

善逸「だけどぉ〜」

と、彼が肩を下ろした瞬間 大きな声が響いた。


伊之助「ムッ?!この気配は男羽織だ！男羽織がいるぞ！」

善逸「男羽織？…あぁ、細石さんの事か」

元気にしてるかなー…とぼやく善逸


炭治郎(細石さん…あっ！)

俺はあることを思い出した。


炭治郎「確か、この近くに細石さんの家があるんだ」

禰豆子「ムッ」

禰豆子が俺の羽織を引っ張った。

炭治郎「ん？細石さん家へ行きたいのか？」

コクコクと頷く禰豆子

俺も挨拶に行きたいが、この時間はさすがに……。

俺が迷っていると

善逸「炭治郎…伊之助行っちゃったよ」

炭治郎「え"ぇ？！」

俺達は急いで伊之助を追いかけた。

＿＿＿＿＿＿
＿＿

炭治郎「はぁ…はぁ…」

着いたのは大きなお屋敷

さすが、柱だなぁ…と実感してしまう。


伊之助「ハッ！お前らおせーな。

おいっ男羽織！」

禰豆子「ムームー！」

…返事は無い

善逸「おかしいな…細石さんの音はするんだけど…」

善逸が首を傾げた。


炭治郎(なんか…変な匂いがするぞ…)

ほおっておけないぐらい、悲しい匂い

いや、この匂いは……

炭治郎「よし！入ろう！｣

善逸「えぇ！お前何考えてんの？！」

いきなり家に入るのは不法侵入になるけど、誰かが細石さんを助けなちゃ。



とても、孤独の匂いがする。

滑稽→←【番外編】… ！ネタバレ注意！

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