【番外編】破いた理由・ごめんなさい ページ18
俺はこいつの羽織を破いた。理由はただ一つ
こいつがクソ野郎だからだ。
クソ野郎には相応の代償ってのがある。
これもその一つだ。
こいつの最初の噂は「流崎の陰口を派手に言っていた」だ。
俺は信じなかったぜ。
こいつはそんな地味な奴じゃねぇ、陰口を叩くぐらいなら鍛錬をしたいって前言ってたしなw
だが、あまりにも噂が絶えないもんだから
ある日俺は流崎に噂の事を聞いたんだ。
そしたら…
流崎『グズッ…本当です』
泣きながら頷きやがった
嘘だろ?お前そこは否定しろよ。
いつもの、えぇ〜何ですかそれぇって感じで言えよ。
混乱している間にも噂はさらに悪化し、いつしか俺も他の柱もあいつを信じられなくなった
「裏切ったんだな…」
「あんな人だったんだ」
悲しんだり、軽蔑する奴が増えた。
前は派手に良い奴だったのに…
何より、話してて一番楽しかった。
ぶっちゃけ嫁に貰いたいぐらいだった。
なのに──────
お前、そんな地味野郎じゃないだろ?
なぁ、細石
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─────────
胡蝶「Aさんが私の姉さんを侮辱してたらしいんです」
それを聞いた時、驚き過ぎて声も出なかった。
胡蝶「本当、最低ですよね。甘露寺さんはどう思いますか?」
え…どうって……
甘露寺「誰に聞いたの?それ…」
少し控えめに言った。そしたら、返ってきた名前には耳を疑ったわ。
甘露寺「えっ流崎さんって…。それ嘘じゃないかしら?」
そもそも、Aちゃんがカナエさんを悪く言う理由が無いわ。
胡蝶「件の事を問い詰めたら、口封じで斬りかかってきたらしいんです。実際血だらけでしたし」
甘露寺「でも…」
胡蝶「兎に角、私はもうAさんを友達とも思っていませんし、許しません。」
私は何も言えなかった。
そして、Aちゃんの大事な羽織を破かれた時も ただ見る事しか出来なかった。
ごめんなさい……
私、もう分からないの。
どちらも大切なお友達だから、どっちを信じればいいか、分からないの。
ごめんなさい…ごめんなさい…
ただ謝る事しか出来ないなんて……
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ぴえんはけつの穴 - 引っ越す前の隣の人…村田さん…いいなぁ!!ぼくも村田さんの隣がいいなぁ!!!!!(笑いすぎて腹筋シックスパックになったのはいうまでもない…) (10月30日 10時) (レス) @page30 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - あの!取っとく(ページ27)の真ん中の大きい空白の下辺りなんですけど自分を傷つけることを自害って言ってるんですけどそれって刃物で自サツするっていう意味なんですよ。ここでは自傷だと思います。この小説すごく面白くて大好きです続編の更新頑張ってください!! (2021年9月24日 14時) (レス) @page27 id: 3d8772a864 (このIDを非表示/違反報告)
k.k - なんか…泣けた(良い意味で) (2020年8月28日 21時) (レス) id: db3fbbd863 (このIDを非表示/違反報告)
かぐや - 醜い事を言います。流崎クソすぎです。 (2020年6月14日 13時) (レス) id: 20ac6cb932 (このIDを非表示/違反報告)
鮭おにぎりぃ - くまくまちゃんさん» あらヤダ照れる (2020年5月17日 14時) (レス) id: f891bdc667 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鮭おにぎりぃ | 作成日時:2020年2月24日 21時