偶然は必然？ ページ3
・・・
シェアハウスに近づいてくると、遠くから見て五、六人ほど人がいた。
「緊張してる？」
そんなの、当たり前。
「大丈夫、おまえに居場所が無くても、おまえのこと大好きなヤツがここにいるからな。」
そうして胸に親指をトントンと当てて笑った顔に不覚にもドギマギしてしまった。
うう、目に毒だぁ。
「おいアーヤ！」
でも、そんな甘い雰囲気を崩し去る、大きな声がっ！
この感じ、デジャブでは…？
つまり、既視感があるってこと。
「……若武？とみんな？！」
走るのがあまり速くなくても、不便に感じたことは無かった。
でも今、この瞬間だけ。
もっとスピードが出ないものかと、もどかしい。
みんなの輪の中にこけそうになりながら突っ込んだ。
「変わってないね、アーヤ」
「砂原と一緒に来たのか？！答えろ！」
「この感じ、何だか懐かしいや。」
「みんな昔みたいに揃ってて、凄すぎでしょ。」
「もしかして、霊の仕業か？」
「久々だな。」
みんな口々に話し出した。
嬉しくて仕方ないよ、こんな偶然。
そんな中、後から歩いて来た砂原がこう言う。
「偶然が積み重なって、また重なって、必然的に俺達がここに集まる運命だったんだ、きっと。」
確かに…。
どうしたらそんなロマンチストな考え方、できるんだろ。
周りのみんなからも歓声が上がる。
「カッコいいところ持って行きやがって！」
「ケッ」
正確には、若武と上杉君以外、だけどね。
「ところで、あと一人来るらしいんだけど。」
さすが、黒木君。
本当に情報を集めるのが得意だよね。
あと一人来るって…なんか緊張。
「まぁ、大方予想はつくんじゃない？
この時間帯は試合があって来れなかったみたいだけど、午後にはここにいるはずだ。」
黒木君は対人関係のエキスパート。
するっと人の懐に入っちゃうんだ。
情報収集だって、黒木君にかかれば大抵のことは分かる。
KZの中でも大事な役割なんだよ。
「ちなみに、今日の三時くらいから引越し業者のトラックも来る。カップ麺でも買おうぜ。」
・・・
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ＫＺガチ恋 - 更新頑張ってください！応援してます (1月10日 19時) (
レス) @page12 id: 915342083d (このIDを非表示/違反報告)
読書天使 - 続きが気になる (9月6日 19時) (レス) @page12 id: 980e1f768e (このIDを非表示/違反報告)
#Tsubaki. - とても面白いです！みんなの日常を見れる気がして！✨砂原もめっちゃ好きなので出てきたとき飛び跳ねましたw頑張ってください！応援してます！ (5月27日 20時) (レス) @page4 id: 91c294d412 (このIDを非表示/違反報告)
あいりんご - すみません、旅行でもう少し更新出来ないんですが…帰ってきたら即やります！嬉しいです！ (5月20日 9時) (レス) id: 79c470a529 (このIDを非表示/違反報告)
kassiopeia - 私もこれ好きです！続き楽しみにしてます！ (5月14日 1時) (レス) @page12 id: cf53fa4fa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいりんご | 作成日時：2023年5月8日 18時
