王様ゲーム ページ3
「おーい美妃菜、大丈夫?くじ引きなよ。」
声をかけてきたのは親友の紗菜だ。
幼馴染みでいつもわたしのことを心配してくれる。
わたしは紗菜のことが大好きだ。
でもなにかわからないけど、このゲームを始めてからなんか違和感があるんだよね。
「うん大丈夫、今引くよ。」
休み時間私たちは王様ゲームをしていた。
誰が始めたのかはわからないが、まあべつに危ないことは命令しないから大丈夫だろう。
他の人の方を見るとまだくじを引いていた。
無理もない、いまクラスのほぼ全員がこのゲームに参加している。
参加していないのはいつも本を読んでいる、小林さんと
いつも休み時間になるといなくなる金田さんぐらいだ。
くじ引きに時間がかかるのは仕方ない。
私が引いたくじは二番だった。
そのあと二回ほどしたが、命令はその場でラジオ体操を間違えずにするとか。
早口言葉をかまずに言うだとか、
そんなつまらないものばかり。
私はなにも当てられなかった。
面白くないなあと、くじを引くと今度は私が王様の番、
「何を命令しようかな」と考えていると、
よれいがなって次の授業が始まってしまった。
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黒瀬莉璃(プロフ) - 頑張ってくださーい (2017年6月4日 7時) (レス) id: 705c98e51a (このIDを非表示/違反報告)
おしるこメロンソーダ(プロフ) - 最新待機 (2017年5月10日 19時) (レス) id: 66eeaf918f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天夜梨夢、葉月小夜、小野田みみ x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2017年5月10日 3時