【文豪ストレイドッグス】国木田さんと腐女子の私は同士でした

17話(賢治君の名前見て学校で1人だけん"ん"ん"ってなってました) ページ19

家に着いた頃────



「国木田さんやっぱり腐男子でよかった〜盛大な勘違いじゃなくてよかった...」



こうやって独り言を大きく言えるのも神がいるお陰だ

AがBL本を読んでいる時に語りたい気持ちが高ぶりすぎたらしい

それで話しかけたら腐女子同士意気投合してしまったのだ



「聞いてくださいよ、国木田さん太宰さん受け本ばっかり持ってたんですよ?同士すぎませんか?」

「...」

「神様ああああ!」

「はいはい」

「よし」



こんな会話をするまでの仲にまでなったのだ

こんな友達リアルで欲しい(泣)

...私の話は置いておこう



「神様!太宰さんのいつもの調子?が狂ったりするとこを見るの最高ですよね!」

「わかります!国太とか中太とか最高ですよね!」

「逆の太国とか太中も最高ですよね!」

「もう...気が合いすぎて辛いです」

「私もですよ...わかりみが深い」



なんて事を話していると、神が話題を変えた



「ところで、異能力の説明、あと１つしていいでしょうか?」

「?はい」

「貴方の異能力は自然や神の力を使っています、なので自然や物を傷つけたりすると罰が当たります...物理的に」

「ぶ、物理的に!?因みにどのくらい痛い...」

「...人によって違うのでわかりません、自然や物を大切に扱っている人程痛みは軽減されます」

「今からそれを?」

「...はい」

「え、あ、あの」

「行きますよ?」

「あの、ちょ、あ、...あがっ!?」



全身に激痛が走る

痛みで床にうずくまってしまう、声も出ない

言葉で言い表せない程だ、例えられそうにもない



「っ...ぁ...」



痛々しい声が今にも何処かに消えていきそうだ



「凄いですね...今まで私が会ってきたものは皆骨が数本折れていたものですから...」

「っ...!?」



自分の骨がもし折れていたら、と1度考えてしまうと頭から離れず

体が無意識に震えてしまう



「...折れていない人も数年前に居ましたけどね」



神は一瞬悲しそうな表情を浮かべて、少しの物音でかき消されそうなくらいの声で言うと

Aに手を伸ばした



「すみません...因みにこれからは傷つけた瞬間に罰が当たります」

「こうならない様になるべく気を付けます...はは」



どうやらさっきの神の言葉は聞こえていないようだ

これが自分の身にも関わっていることだとも知らずに────



✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄

なんかシリアスになってしまった...因みにこの話今思いついた('ω')

18話(完全に話数数え間違えでした...すみませんでした...)→←16話(国木田さん受けって最高ですよね...まじ可愛い)

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